第1030回 例会 2022年12月21日(水)
更新日:2022/12/21
第1030回 例会
ゲスト:プロアドベンチャーレーサー 田中陽希様
本日の卓話担当:植村康人君
1.点鐘
3.稲垣善朗会長 挨拶
皆さん、こんにちは。
本日のゲストはプロアドベンチャーレーサー田中陽希様です。
本日の卓話をお願いいたします。
担当は植村康人君です。
私は寝る前によくYouTubeを見るのですが、その中でもTJAR(トランスジャパンアルプスレース)をよく見るものですから、お話しいただくのを大変楽しみにしております。
さて、あと10日でお正月です。
本日はお正月の飾り「門松」についてお話させていただきます。
門松というのは中国の唐の時代に、日本では平安時代に始まりました。
門松は、斜めに切った「そぎ」と、真横に切った「寸胴(ずんどう)」の2種類があります。
「寸胴」は徳川家康が始めたと言われています。
徳川家康が三方ヶ原の戦い(1572年12月)で武田信玄に敗れた直後、武田方から門松が送られてきました。
「松枯れて 竹類いなき 明日かな」(松平氏の出自である徳川家康が滅び、武田氏が栄える)という句が添えられていました。
大変無礼だということで、家臣の酒井忠次はこう読み替えました。
「まつかれで たけだくびなき あしたかな」(松平氏は滅びず、武田の首級が落ちる)
そして、竹を斜めに切り落とした門松とともに武田に送り返したそうです。
それが現在の飾りに繋がっているというわけです。
来年は大河ドラマ「どうする家康」も始まります。
今回のようなエピソードもあるのではないかと楽しみにしております。
ありがとうございました。
5.丹羽 修幹事 報告
(1) 本日は、当クラブ創立記念日です。御祝のお菓子をお配りさせて頂きます。
(2) 本日例会終了後、創立記念の集合写真を撮影します。速やかな移動をお願い致します。
(3) 写真撮影後、定例理事会を開催します。例会場
(4) 事務局は、12月29日(木)~1月5日(木)まで休ませて頂きます。緊急の場合は、幹事丹羽までご連絡下さい。
(5) 1月10日(火)は、18時より、ティアラに於いて“新年初例会”を開会します。※例会場は、すず岡から、ティアラに変更して行います
(6)他クラブの例会変更を事務局にご確認の上、メールキャップをお願い致します。
6.委員会報告
(1)出席委員会 出席報告 (出席委員会)
会員数 64名
出席義務者数 31名
本日の出席者数 56名
出席率 88.8%
先々回の修正出席率 100%
(3)ロータリーの友12月号の紹介
〇疾病予防と治療月間の特集について
〇People of action around the globeについて
〇この人を訪ねて(シリーズ)について
〇来歴
埼玉県で生を受け、家族で『北の国から』で有名な北海道富良野市に移住。
大学卒業までクロスカントリーで活躍。
その後、アドンベンチャーレースの世界に飛び込み、今現在も挑戦中。
2007年から国内唯一のプロアドンベンチャーレースチームに所属し、今年で16年目を迎える。
〇アドンベンチャーレースとは
・各地の自然をフィールドに、男女混成の3~7名のチーム編成でゴールを目指す長距離レース。
・必ず女性が1名以上いなければならず、メンバー全員で行動する。
・コースの事前発表は無く、今年のパラグアイ世界選手権ではスタート2時間前に地図が配布された。
・昼夜問わずのレースで全員が指定されたチェックポイント全てコンパスを基に通らなければならない。
・レース中の平均睡眠時間は1.5時間。
〇日本百名山への挑戦
・2014年 日本百名山達成(208日間)
・2015年 日本二百名山達成(221日間)
・2018年~2021年8月 日本三百名山達成
達成した中で、たくさんの人の応援と出会いがあり無事にゴールまで辿り着けたと思っています。
二百名山に挑戦中は度々「方向が違いますよ」とご指摘をいただきました。
ちょうどテレビで日本百名山への挑戦が放映されており、その中の私は北上していたのに対し、二百名山では南下していたため起こったことでした。
三百名山については、私がルートを作成しNHKのほうでグラフィックを作成、放映してもらいましたが、予期せぬトラブルや天候不順のため、実際のルートは異なったものでした。
リスクの高い季節は冬季、その中でも登山小屋が開いており、登山客が少なく且つ、日が短い初冬が危ないと言われております。
雪が前触れもなく降ったり、根雪が無くアイゼンが効かない季節でもあります。
三百名山挑戦中に憧れの山への挑戦を断念したのはそういった背景がありました。
山との向き合い方は「登りたい」と「登れる」は別だと、私は旅の中で学ぶことが出来ました。
二五十山を過ぎたところで、新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言が発令され、三百山目まで1年半という時間がかかってしまいました。
その中で初めて山での骨折を経験したりもしました。
少しの気の緩みが大きな危険につながることを実感しました。
1つの挑戦で3年7カ月という途方もない時間を費やしましたが、気持ちが冷え込むことは一切ありませんでした。
「やりたい」「やり遂げたい」「後悔の無いものにしよう」
そう思い、次のステップを見据えることが出来ました。
総距離が2万2千キロ、使った靴はこれだけありました。(写真)
〇挑戦するために
・確固たる目的や目標をスタート前から持つ
「何のために」「誰のために」「ゴールの先」
・目的や目標がぶれない
・自分という軸をしっかりと持つ
・当たり前のレベル設定をする
・周りに挑戦することを伝えることで力をもらう
・情報整理、スケジュールを自分で行う
・リスクマネジメントとして考える癖をつける
・自然に対して畏怖の念を忘れない
・今現在の自分のいる場所を理解する
挑戦というものは、不安や焦りなど様々な思いがあります。
しかし孤独ではありませんでした。
成長するためには変化が必要で、変化を促すと成長に繋がりその先の成功へと導かれます。
その繰り返しがまさに挑戦だと私は思います。
私自身、この先も挑戦を続けていきたいと思います。
ありがとうございました。