第1025回 例会 2022年11月9日(水)
更新日:2022/11/09
第1025回 例会
ビジター:IM実行委員長 鈴木茂朗様(西尾一色RC)
同幹事 渡邉 徹(西尾一色RC)
ゲスト :地区米山記念奨学委員長 大橋 均様(知立RC)
米山奨学生 バトバヤル・エンフジャブフランさ(モンゴル/名古屋大学)
本日の卓話担当:国際奉仕委員会
1.点鐘
3.稲垣善朗会長 挨拶
皆さん、こんにちは。
本日のゲストを紹介します。
地区米山記念奨学委員長の大橋均様です。
知立ロータリークラブに所属されています。
そして米山奨学生モンゴル出身のバトバヤル・エンフジャブフラン様です。
あとで卓話をお願いします。
そしてビジターの紹介をさせていただきます。
IM実行委員長の鈴木茂朗様です。
同幹事であります、渡邊徹様です。
お二人とも西尾一色ロータリークラブです。
この後、IMのPRをお願いします。
さて、本当に涼しくなりました。
温泉が恋しくなるような季節になったと思います。
先日、息子と一緒に温泉に行ってきました。
温泉といっても約一時間程かけて豊田の浄水にある温泉施設に行ってきました。
温泉の泉質は炭酸泉ということで早朝にも関わらず、多くの人が来ておりました。
夜勤を終えて入っていく方も多かったのではないでしょうか。
その時、「天然温泉掛け流し」という言葉を少し気になったことがありまして、という言葉がありました。
しかし、テレビのCMなどでよく聞くのは「源泉掛け流し」という言葉です。
早速調べてみました。
温泉の定義としては「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガスで、摂氏25度以上、物質は溶存物質や遊離炭酸などのいずれかを一定量含んでいるものだそうです。
また日本には温泉協会というものがあって、しっかりと審査、認定を行っており、人工温泉などと区別されているそうです。
そして「源泉掛け流し」については加水は駄目だそうですが、温度調節のための加温は、理由を表示すれば大丈夫だそうです。
対して「天然温泉掛け流し」は加水も加温も可能だそうです。
本当に間違えやすい表示だと思います。
そういったことで、朝から温泉に入って温まりまして、一日調子よく過ごすことができました。
また皆さんにも一度試していただきたいと思います。
以上です。
ありがとうございました。
6.丹羽 修幹事 報告
(1)11月13日(日)地区大会2日目の12時会場入口看板前で写真を撮ります。お集まりください。
(2)ロータリー希望の風奨学金支援の義援金5万円を送金致しました。ご協力有難うございました。
(3)地区より、次年度地区委員会への出向者の依頼が来ています。出向をご希望される方は、クラブより推薦いたしますので、お申し出ください。また詳細をお聞きになりたい方は、幹事丹羽までご連絡ください。
(4)他クラブの例会変更を事務局にお問い合わせの上、メーキャップをお願い致します。
8.本日の例会
卓話 :『地区米山記念奨学委員会の活動をご理解ください』
卓話者 :地区米山記念奨学委員長 大橋 均様:知立RC
米山奨学生 バトバヤル・エンフジャブフランさん
卓話担当:国際奉仕委員会 富田清治副委員長
〇地区米山記念奨学委員会 委員長 大橋 均様
米山記念奨学会の事業は日本のロータリークラブ独自のものです。
主な活動としては日本で学ぶ外国人留学生の支援を行っています。
活動の特徴としては、世話クラブカウンセラー制度により日本の社会人との交流を重視しています。
春は企業訪問、秋は歴史訪問を行い、今春はトヨタ博物館に奨学生を連れて行きました。
秋は徳川美術館と徳川園に行く予定をしています。
このように勉強だけでなく、人とのつながりの大切さを教えながら奨学金を渡しています。
歴史としては1949年に日本のロータリーが国際ロータリーに復帰し、1952年に東京R.C.が米山基金を発表しました。
その後、財団設立などを経て、2017年に財団設立50周年、そして本年、米山基金創設70周年となりました。
米山奨学金と国際ロータリーの関わりとしては、2002年にロータリー研究会のプログラムに入り、2004年にR.I.理事で米山記念奨学事業が称賛されました。
そして、2007年にはロータリーの他地区合同活動として日本全国に広がり、2017年には米山学友もロータリー学友の一員として加えられ、ソウル国際大会では初の分科会が開催されました。
今年度は898人の奨学生が奨学金を受けています。
その数は累計で22,875人に上ります。
第2760地区では53人の奨学生が奨学金を受けています。
国別で見るとイタリア、インドネシア、ウズベキスタン、タイ、ネパール、ベトナム、マレーシア、モンゴル、ルワンダ、韓国、台湾、中国の12ヵ国となります。
こうした中、世話クラブからいつも同じ国の方の学生のお世話をしているという声を聞くようになりました。
1つの国に集中するのではなく、色々な国から色々な方を取りたいと考えています。
全国統一の採用基準としては、留学の目的、将来の目標、交流への熱意、人間性、人柄、コミュニケーション能力などを論文にして提出していただき、面接に進みます。
ここで簡単に採用の流れをご紹介します。
まず、6月に東京の奨学会で地区割当数が決められます。
前々年度の寄付額で当年度の学生数が決まり、各地区の数字に基づいて人数を振り分けます。
簡単に53人と言いますが、この人数は日本全国の中で1・2番の数字です、皆様からいただく浄財によってこれだけの人数が当地区に来るという、他地区から見ると非常に羨ましい姿であると感じています。
人数は6月に決まりますが、奨学会は4月の段階から各大学に有資格者人数のアンケートを取っています。
その人数を基に、7月に指定校を定めます。
指定校に1人でも該当者がいれば、被推薦者枠を確保しています。
約150人の推薦枠を各大学に振り分けて募集しますが、少ない大学は1人、多い大学は30人程の推薦枠を割り振り、推薦していただきます。
8月に募集を開始し、10月15日に締切となります。
当地区は約130人の応募があり、その中から次年度の奨学生を選びます。
書類審査や面接などを通して選ばれる新規奨学生は、毎年35人程度となっています。
1月第1週の土曜日には地区米山奨学委員会の委員、ガバナー、地区スタッフ、そして次年度ガバナー、地区幹事など約30名で約130人の面接を行います。
そして、1月下旬には世話クラブをお願いするクラブへ、メールを送っています。
本人には3月に通達が行き、4月にオリエンテーションが行われます。
世話クラブのカウンセラーには改めてオリエンテーションに集まっていただき、お願いすることとなります。
続いて寄付金についてお話致します。
昨年度は13億4千万円のご寄付をいただきました。
この金額は大半が奨学金、補助費になっています。
管理費は利子収入で賄い、皆様からの浄財は全て奨学生に使っているというのが現状です。
当地区の平均寄付額は15,126円で、全国16位となっています。
普通寄付と特別寄付の割合は、全国の個人平均15,971円に対して15,126円となっています。
三河安城RCの皆様からは昨年度、86万円のご寄付をいただきました。
累計としては257万円となっています。三河安城RCでは累計で5人の奨学生がお世話になっており、誠にありがとうございます。
感謝申し上げます。
学友会が各国にあり、帰国後もつながりを持っています。
当地区にも愛知学友会があり、活動を続けています。
2023年8月に世界学友会が開催されますので、ご興味のある方は是非ご参加下さいますようお願い致します。
公益財団法人ロータリー米山記念奨学会、国際ロータリー第2786地区米山記念奨学委員会へのご支援・ご協力を宜しくお願いいたします。
〇米山奨学生 バドバヤル・エンフジャブフランさん
皆様こんにちは。
今日は三河安城ロータリーで卓話する機会をいただき誠にありがとうございます。
私は、バドバヤル・エンフジャブフランと申します。
モンゴルではとても素敵な意味があります。
私は、名古屋大学法学研究科の修士課程の2年生です。
そして今日は自分の行おうとしている研究のテーマに触れながら、モンゴルについてもお話させていただきたいと思います。
よろしくお願いします。
自己紹介をします。
モンゴル国立大学法学部で法学を勉強していて、学士を去年の6月に卒業したばかりです。
そして同年10月から名古屋大学の法学研究科の修士課程に進学しました。
オンラインでずっとやっていて来日できたのは今年4月の後半くらいになります。
こうやって皆さんの顔を見てお話をするのがすごく楽しみでした。
私の出身地はモンゴルですので、まず少しモンゴルについて紹介します。
モンゴルは皆さんも知っていると思いますが、ユーラシア大陸に位置する内陸国です。
面積は約156万平方キロメートル、人口は約330万人です。
そして人口ピラミッドを見てみると年少人口は約30%、また生産年齢人口の数は約60%なっていて、結構若い国と言えます。
面積は広くて人口は少なめですから、人口密度が1平方キロメートル当たり2.1人と世界で1番低いです。
とはいえ人口の約70%は首都であるウランバートルに住んでいます。
モンゴルの国家用語はモンゴル語です。
昔は縦書きの文字がありましたが、社会主義でロシアの影響もあって今はキリル文字を使っています。
モンゴルのGDPは約155億米ドルで世界ではかなり低い地域になっています。
モンゴル民族の1つの特徴は遊牧民だということです。
色々なところに移動して家畜を飼い、その家畜の肉や家畜から出てくる乳製品を食べて生活するというライフスタイルが昔から存在し続けています。
しかし、最近では外国の影響もあって生活スタイルは変わってきました。
70%位は首都であるウランバートルで定住生活をしています。
残りの30%は遊牧民の生活スタイルを維持していますが、冬は激しくて-30度40度になることもあり、家畜が死んでしまう、牧地の草がなくなってしまうなどの悲劇も起きています。
そして、歴史的に最も記念すべき年は1206年です。
モンゴル歴史において1番有名なチンギスハンの時代で、モンゴルにあった色々な民族を統一して、モンゴル帝国を創建した年です。
それから年月がたって、モンゴル帝国の権力はどんどん弱くなって1650年頃に秦の支配の国となりました。
秦の支配は約200年も続きましたが、1917年と1921年に2度も独立運動があって、モンゴルは独立した国になりました。
さらに1924年に11月26日に初の憲法が制定されました。そ
してこの日はモンゴルの独立記念日となっています。
それ以降モンゴルは社会主義の国でしたが、1990年の民主化運動の結果として社会主義体制から民主主義の体制に移行ました。
これによって自由選挙も認められました。
内モンゴルとモンゴルの関係とかよく聞く人がいますが、17世紀頃にモンゴルが内モンゴルとモンゴルについて分けられ、それ以降別々の国になってしまいました。
ここでモンゴルについての紹介を終わります。
次は自分の専攻分野についてお話させていただきます。
私の専攻分野は商取引法について研究を行ってきました。
こモンゴルも発展していて色々市場的に良い影響も与えていますが、ここで起きる問題とは、運送取扱、運送の管理、そして実施義務としているもので、そのもとで運送費や走行規約など運送規約とかありますが、その運送取扱の損害賠償希望、何か物品に損害が起きた場合にどうなるか、そしてどういう損害賠償の範囲に限られるかということが問題になっていて判断基準が明確化されていないという課題があります。
それを日本と色々比較や考察をして研究をしていこうと思っております。
【日本に留学したきっかけや色々日本語を勉強し始めたきっかけについて】
2015年に初めて日本に来て、すごく日本人は親切にしてくれました。
日本が大好きということで色々日本と将来を繋げていきたいなと思い、日本語の勉強を始めました。
5年間勉強していて日本語の能力も上達できたのも名古屋大学と関係する日本語教育研究センターというところでも勉強していましたから名古屋大学に留学する推薦とか受ける要件を満たしたのでチャレンジしました。
そして、名古屋大学に進学することになりました。
経済的にそんなにお金持ちではないですから米山ロータリー奨学金のおかげで私は実際に夢が叶ったので皆さんには感謝しております。
以上です、ありがとうございます。