第1023回 例会 2022年10月26日(水)
更新日:2022/10/26
3.ゲスト紹介、歓迎の辞及び会長挨拶
◯稲垣善朗会長(三河安城RC)
皆さん、こんにちは。
本日は公式訪問ということで、安城ロータリークラブとの合同例会です。よろしくお願いします。
まず最初に、本日のゲストを紹介します。
国際ロータリー第2760地区篭橋美久ガバナー、同じく国際ロータリー第2760地区岩月雅章地区幹事であります。
篭橋ガバナーにはこの後卓話をお願いしております。
また、安城ロータリークラブからホストガバナーであります沓名俊裕様にもいらしていただいております。
本日は安城ロータリークラブとの合同例会ということで奥田会長以下、安城ロータリークラブの皆様です。
歓迎いたします。
よろしくお願いします。
篭橋ガバナーにおかれましては、8月より始まりました各クラブへの公式訪問がありまして、日程的にはかなり終盤のようです。
大変ご苦労様でした。
さて、コロナの話がどこのクラブでも話されていると思います。
安城市も8月には500人前後の新規感染者がいました。
今朝の新聞によりますと、安城の新規感染者は73名ということで少しずつ日常の生活に戻りつつあると思います。
ロータリーの活動も3年間、コロナの影響でかなり制約された活動になっていたと思います。
今もコロナの感染に十分気をつけながら、この例会を開催させていただいております。
しかし世界的に見ますと、新たな変異種も流行りつつあります。
また今から冬に向かってインフルエンザ、第八波の心配もされております。
本日いただく卓話を、この先の安城、三河安城ロータリークラブの活動の指針にしたいと思います。
よろしくお願いします。
最後に私事で申し訳ありませんが、本日、安城ロータリークラブの加賀昭成さんがお見えになれなかったことを大変残念に思います。
先月亡くなられました。
大変残念に思います。
この場を借りまして哀悼の意を表しまして挨拶とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
6.幹事 報告
◯安城RC(市川 護幹事)
◯三河安城RC(丹羽 修幹事)
(1)本日記念撮影終了後に定例理事会を開催いたします。
(2)同じく例会終了後に記念撮影をしますのでl是非ご参加ください。
今年度ガバナーを務めております。篭橋でございます。
どうぞよろしくお願いします。
実は一昨日は、世界ポリオデーということで、各地で色々な催しが行われました。
当地区におきましては昨日、チャリティーゴルフを開催させていただきました。大変盛大に終わることが出来ました。
皆さんのご協力深く感謝申し上げます。
早速ではございますが、今日は公式訪問ということでどうしても皆さんに今お伝えしなければいけないことが少しずつございます。
【RI会長からノメッセージ】
会長メッセージが実はこの22年1月20日に全世界に向かって発せられました。
「想像してください。私たちがベストを尽くせる世界を。ベストを尽くせる世界を。」
このメッセージを皆さんにロータリーを委ねられたという風に捉えていただきたいと思います。
そして高らかに言われたのが
「Imagine ロータリー」
Imagineといえば当然我々の若い頃にビートルズのジョン・レノンが歌った歌がございます。
これは世界平和を目指した歌だという風に言われておりますけれども、当然ロータリーも平和を目指しているわけです。
そして、ロータリー始まって117年目にして初の女性のロータリー会長が出ました。
そういう意味では今年度は記念すべき年度であり、ロータリーも女性の時代が始まっていくのかなと思います。
私は想像してくださいという言葉を、計画と捉えさせて頂きました。
【地区からのメッセージ】
「未来を描こう、笑顔でつなごう」
未来を計画してください、皆さんのクラブ・自分たちが今後どうしたらいいのか、どういう姿になったら1番良いのか、という事を計画してみてください、考えてみてくださいということです。
笑顔でつなごう、どういう関係があるのだということを言われるかもしれません。
我々ロータリアンは奉仕活動をしております。
笑顔でみんなが接し合うということが大事なのではないかと思います。
例えばコミュニケーション、それから奉仕活動もそうです。
笑顔で繋いでいくという形で、怒った顔で繋いでいくなんてことはあり得ません。
本当に笑顔になっているのかな、笑顔で事業が進んでいるのかな、笑顔でクラブ活動が出来ているのかな、などと考えてみてください。
援助をされる側っていうのが当然ながら見えるわけです。
この援助される側が笑顔にならなければなんの意味もないのです。
どちらかと言うと、援助する側だけが笑顔ではいけないのではないでしょうか。
両方が笑顔になり繋がり、これからも繋げていこうという形をとって頂きたい。
そのためには皆さん一人一人のお力が絶対に必要であります。
自分が描いたクラブ、想像したクラブにしていく、これを私は「押し上げる」と言っております。
そういったクラブにするためには、どうしてもチャレンジしなければならない部分、投資をしていかなければならない部分も当然ながらございます。
それからもう一つ、コロナ禍の影響で、我々にもブレーキがかかったりしております。
アフターコロナとよく言われますけれども、社会は当然ながら変化していくと思います。
そうするとクラブも変化していかなければなりません。
これはクラブが変わるのではなく皆さん一人一人が変わることによって、クラブが変わってきます。
【環境について】
今日はここに沓名パストガバナーがお見えになられます。
ゼロミッションと呼ばれる3つの条件を出されました。
コロナそれからポリオ。
それからもう1つカーボン。
このカーボンをとらえた時に環境に今大きく問題が投げかけられております。
この3つは1年間で完結していませんので、これからも進めなければならないということです。
こういう1つの大きな目標に向かって進んでいくことは大事なのではと思います。
そのうちの1つが環境でございます。
我々はもっと幸せにならなければならにという風に思います。そのためにはどうしてもこの環境が問題になってきます。
これからも我々は地球に住んでいきます。
これを綺麗にするっていうのは当たり前のことではないでしょうか。
そういう意味ではカーボンっていうのは大きな問題を提起されたなという風に思っております。
今年度はこれに海洋プラスチックの投棄をゼロに、ということを追加させていただきます。
【DEIについて】
皆さんの会社でもDEIをやっぱり採用し、もちろん進めていると思います
D『多様性、Diversity』
E『公平性、Equity』
I『包摂、Inclusion』
皆さんご存じの通り、ここは異業種の人たちの集まりです。
その中で仲間として活動をする、性別関係なくということ、中には身体障がい者の方がお見えになるクラブもありますし、海外では性別の枠に囚われない会員を受け入れています。
そして色々な意見を言っていただく、ということでロータリークラブが発展するんじゃないかということで考えております。
Inclusionは入会していただいた人を大切にすること、意見・立場を尊重することを言っているわけです。
そうやって仲間としてこれからどんどん進んでいくということです。
皆さん既にやっておられますので、もっともっとこの部分を進めていただきましょうということなんです。
ただ、海外の場合は実はこれに反することがたくさん起きているんです。
例えば人種の問題。
色について白黒黄色とか言われますけれども、これが海外では起きています。
日本では起きていませんのでぴんと来ていないだけなんです。
これからはグローバルですから色々な人が日本で生活されるということになると当然ながら海外の人も入ってくると思います。
そういった人たちを受け入れられるクラブでなくてはならないということが言いたいことです。
したがってDとIがくっつくことによって、このDIの意味合いが増してくると思います。
そしてE はEquity、平等っていうのも一緒に考えられているのが結構多いですが、我々の場合は違います。
平等というのは皆に同じものを提供してあげることが平等です。
この人には違うものをあげる、Aさんには違うものをあげる、Bさんにもまた違うものをあげる。
これは平等ではありません。
ところが公平は必要な人には提供し、必要でない人には提供しない、そうすることで同じ目的が達成できる。
これが公平です。
人に必要なものを提供してあげるというのが大事ではないでしょうか。
必要でない人に対しても提供するということが奉仕活動ではないと私は思います。
これがDEIでございますけれども、これをもっと私たちの身近な部分の排除、分離、統合、インクルーシブという4つの形で分けました。
排除は当然ながら今まで仲間であった人たちを排除してしまう、要するにやめさせてしまうこと、それから受け入れる時にこうしちゃだめよ、と排除してしまうことは良くないことです。
それから分離、今仲間としてこうやって活動しています。
その中でグループを作ってそして外へ出してしまう。
逆に排除する人たちを集めて別のグループにしてしまう。
これも絶対にあってはならないことです。
それから統合、見た目は中に入れたようにしてみましょう、ところが中ではグループ化したら何の意味もないんです。
インクルーシブ最後の部分です、全員とにかく大切な仲間ですよと我々の必要とする人たちなんですということでみんなを受け入れるということが大事だということです。
このことを基本にして、ロータリーはこれからどんどん進んでいきます。
別に難しいことではないと思います。
どうぞ、これからこれらのことに気を付けながら活動していただきたいと思います。
ここからは地区からの話です。今まで、地区の委員会が皆さんを利用するという形をとってきたと思いますが、そうではなく皆さんが地区の委員会を利用していただきたいということでございます。そのために我々心構えをきちっとしてクラブと共に活動してまいります。
【クラブ活動について】
◯ワークショップ方式の導入
地区では既に始めておりますが、是非導入してみてください。
前もってテーマを決め、参加する方に全てオープンにしておくということが大切です。
◯例会時の活動発表
ほとんどが成功例だと思いますが、もし失敗例だとしたら次年度からこれもうやめるのではなく、失敗は反省をして成功へ進んでいただきたいと思います。
成功するためにみんなやっていることです。
でも、中にはうまくいかなかったっていうのもあると思います。
この時にはぜひ皆さんと討議していただいて、みんなで解決方法を考えていただきたいということです。
◯奉仕活動
これはインパクトのあるという風に言っております。
インパクトというももは価値のあるものでなければならないということです。
みなさんが進めているのは価値があるので、これをもっと大きな価値にしていきましょうということです。
◯大きなプロジェクト
どんどん大きくしていくためにはやっぱりクラブとクラブがコラボするということが大事ではないでしょうか。
今日もこうやって安城ロータリーさん、三河安城ロータリーさんの2クラブがお集まりでございます。
是非こういうことを大事にしながら、2クラブ以上のプロジェクトを立ち上げていただきたいと思います。
特にその中身についてはやはり我々はこの安城、この地域が良くならなければいけません。
そういう意味ではこの地域におけるニーズというものをちゃんと察知して活動することが大事なのではないかなという風に思います。
そのためにはどうしても地域のリーダーとの協力が情報収集のために必要になってきますので、リーダーの人たちとのコミュニケ-ションを図っていただきたいということでございます。
◯プラスチックを含めたごみゼロ運動
それだけでなくごみをとにかく捨てないようにしましょう。
ある意味ではごみストップ運動というのでしょうか。
その中にプラスチックの考えも出ています。
マイクロプラスチックとは言いますが、我々がゴミに出すときはマイクロになっていません。
ところが長年も海に流れていますと粉砕したような形になります。
それを魚たちが食べて死んでしまい、生態系が変わってしまう、そうすると我々の生活が変わってしまうということです。
これが良い方向に変わっていくのであればいいんですが悪い方向にどんどん変わっていきます。
従ってて我々の身近なところから進めていきましょう。
まずはごみゼロではないかと思います。
ストップ運動をしていただきたいということでございます。
【ポリオ根絶について】
ロータリーにおいて最重要課題でもある、ポリオ根絶であります。
ただ根絶といっても、我々一人ひとりが医者のように診察してやるわけではありません。
このポリオはワクチンで無くなります。
そのワクチンを提供していかなければならない。
確かデータ的には今年は確か20名くらいだったと思いますが、野生ポリオが発生しております。
このポリオをゼロにしようということがロータリーの目標でございますので、あと少しでございます。
ワクチンの用意をするための協力をしていただきたいということでございます。
【会員増強について】
それから活動するにおいてもやはりクラブがしっかりしていないといけない、皆さん一人ひとりがしっかりしていることももちろん、当たり前だと思います。
会員数、去年も5000名を出しました、私も今年も5000名を出しております。
そこまで到達してください。
もう少しで到達しますのでみなさんに協力をしていただきたいということです。
5000名と言われても、もう俺紹介する人間いないよという方も中にはいます。
しかし、その方がどこを見ているかと言いますと、多分男性の方を見ているんだと思います。
地区としては女性の割合は6%です。
これを何とか8%、これそのものは去年と全く一緒です。
若い人たちにももっと広げていかなくてはと思っております。
特にロータリーでは若い人たちを育成しております。
その中でも、ローターアクトの人たちが、我々のロータリーの1番近い位置にいます。
今年度からは、ロータアクトの人たちも我々と同じ権利を有することになりました。
場合によってはロータアクトだけで終わるのでなくて、クラブの方にも入会することが大事だという風に思います。
このロータアクトの人たちの年齢上限が撤廃されました。
50歳でも60歳でも良いということになりました。
したがってロータリーと本当に垣根が低くなったということでございます。
それに伴って、どういう風な構図になっていくのかなという風に思いますが、いずれにしてもロータリーの仲間入りをさせていただく、こういう若い人たちもターゲットにしたいという風に思っております。
【地域に役立つクラブになるために】
当たり前のことですが、地域社会に役立たないクラブっていうのはあり得ないと思います。
今までも役立ってきております。
従ってもう一度地域を見直してみましょう。
役立つクラブになっていきましょうということでございます。
その為にはどうしてもクラブが強固なものにならないといけません。
そのためには人の数だけではなく、やはり計画が必要になってきますのでマイロータリー、これをぜひ登録してください。
その中にクラブセントラルのは、色々なデータ入れられるようになっております。
クラブが今どの位置にいるんだ、どういう風にしていくんだということが分かってくると思いますんで、ぜひこれを利用してください。
そのためにマイロータリーの登録をお願いしたいということでございます。
これは有料ではないので、時間のある時にちょっと見ていただければ結構です。
ロータリーのもっと違った面が出てくると思います。
それから当然ながら社会が変化してきております。
憎きコロナでありますけれども、このコロナある意味では我々に警告を与えてくれたと捉えても良いのではないかなと思います。
そういう意味では社会が変化しております。
その変化に対応できるクラブに、自分達にならなければならないという風に皆さんに協力し合ってこの難局を乗り切っていくということをお願いしたいと思います。
【ロータリー賞について】
ロータリー賞は色々条件を付けておりますけれども、活動していれば簡単に頂けるものだと思います。
それから、地区大会でございます。
11月の12日、13日に開催されます。
是非皆さん参加をしてください。
もう登録はお済みになっていると思いますので、登録するだけではなく参加していただき、中身を見ていただきたいということでございます。
【WFFについて】
それからワールドフードふれあいフェスタ、これが今年度で10回目を迎えます。
この10回目、当初の目標だったかっていうとそうではありませんでした。
できるだけ長く続けようと話していたことが、10年にもなりました。
ぜひ、この節目を成功で終わりたいと思っておりますので、皆さんのご協力を是非お願いしたいと思います。
【国際大会について】
国際大会オーストラリアで開催されます。
メルボルンでガバナーナイトを行います。
是非これに参加もし頂きたいと思っております。
現地でお待ちしております。
最後に、アンチ・フランクという人がこういうことを言っておりました、私の好きな言葉ですので紹介させていただきます。
『ロータリーは後退することもなければ、歩みを止めることもない。ロータリーは前進しなければならない。』
これは簡単に考えれば、簡単なことです。
前進あるのみとよく言われますけれども、前進していただきたいと思います。
是非、皆さんの今年度のロータリーライフが充実することを祈念しまして、私の卓話とさせていただきます。ありがとうございました。
9.謝辞
◯奥田法行会長(安城RC)
一言御礼を申し上げます。
篭橋ガバナー、卓話本当にありがとうございました。
RIの基本方針ならびに『DEI』等詳しくご説明いただき感謝申し上げます。
これからのロータリークラブに在り方を示していただきました。
これからの篭橋ガバナー、岩月地区幹事のご活躍を祈念申し上げ御礼の言葉とさせていただきます。
本当にありがとうございました。
10.点鐘
◯稲垣善朗会長(三河安城RC)