第998回 例会 2022年4月6日(水)
更新日:2022/04/06
第998回 例会
ビジターならびに、ゲスト:おみえになりません
本日の卓話担当:大見知生君
3.安藤 毅会長 挨拶
4月6日安藤 毅会長挨拶
皆さん、こんにちは。
4月最初の例会でございます。
きれいに咲き誇っていた桜も今日、明日までかなという感じがいたします。
花の命は短くてだからこそ貴重で皆様に愛されているのかと思います。
ソメイヨシノはそんな形でこの週で終わりかと思いますが色々な品種があるので、それなりに色々な桜を楽しんでいただけたらなという風に思います。
コロナの感染者は行ったり来たりみたいな状況かなという風に思います。
安城市の累計の感染者も約9700人、人口比でいう5%ということになるのかなと思います。
本日の例会担当は会員の大見知生さんです。
今日は、先週、先々週と2週続いた歌と演奏は残念ながらないと伺いました。
少し残念ではありましたが、その代わりお聞きの通り国歌斉唱の君が代の伴奏は竹内君のバイオリン演奏でした。
厳かで格調高い演奏なのになぜかドキドキしてしまいました。
サッカーのワールドカップの抽選も終わりました。
日本は優勝経験国のドイツとスペインと同じグループに入りました。
非常に厳しい状況が予想されますが、ぜひ健闘を祈りたいと思います。
そしてゴルフの四大メジャーマスターズも明日から開幕をいたします。
ディフェンディングチャンピョンの松山選手には大いに期待をさしていただきたいところでありますが、話題となったのがチャンピオンズディナーという話題であります。
これは前年度の優勝者が過去の歴代優勝者を招いてディナーパーティーを開くということで出す料理の品目は前年度のチャンピオンが決めるというようなことで少し話題となっていました。
私の今の一番の関心事はNHKの朝ドラです。
今週がクライマックスです。
なぜこんなに自分が興味関心を示すのかと思ったところ物語の始まりは1925年3月22日NHKの放送記念日にあたる年であり、その33年後に私もこの世に生を受けたというのが原因かという風に思います。
どんな結末を迎えるのか非常に今は個人的には楽しみにしています。
ロータリーの活動に目を向けると2週間後にはWFFもあり、なんとなく動きが活発、活性化を感じます。
今後の例会を中心とした諸行事をこなさしていくことについて変わらずのご理解ご協力をお願い申し上げましてご挨拶とさせていただきます。
5.植村真一幹事 報告
(1) ウクライナの人道支援義援金を送金させて頂きました。ご協力ありがとうございました。
(2) WFF例会出欠表を本日中にご提出ください。また当日の御案内と協賛チケット配布の件、お配りいたました。ご出席宜しくお願いいたします。
(3)他クラブの例会変更を事務局にお問い合わせの上、メーキャップをお願い致します。
8.本日の例会
卓話:『石油について いろいろ』
卓話者:大見知生君
卓話担当:大見知生君
入会3年目で初めて卓話を担当させていただくことになりました大見です。
特に特技といったものもなく何についてお話ししようかと考えたところ、石油に関わる仕事に就いているということで、石油について話させていただこうと思います。
ガソリンの高騰など、みなさんも知っているお話もあるとは思いますが、私の経験と知識とインターネットの力を借りて資料などを作ってきたので御付き合い願います。
◯石油産業の成り立ちと歴史
皆さん、石油と原油の違いはわかるでしょうか。
原油とは、掘り出されてそのままの状態のものを原油と呼びます。
そこから不純物を取り除いたものを石油と呼び、そこからガソリンや軽油、重油などになっていきます。
原油は油田と呼ばれる場所から掘り出され、古代のプランクトンの死骸が長年蓄積されて、環境や気候の変化の影響で原油になったと言われています。
原油は石油の生成工場に運ばれ、蒸留する機械によって、軽い順にLPガスからガソリン、ナフサ、ジェット燃料、灯油、軽油、重油やアスファルトなどになります。
ナフサというのはプラスチックや、合成繊維、接着剤などの原材料になるものです。
石油が普及した経緯としては、19世紀の終わり頃、照明の燃料のために石油の開発が行われたのがきっかけだと言われています。
そこから、機械で油を掘るようになったり、石油の生成をするメーカーが現れたりするようになり、石油産業は順調に発展していきました。
その石油メーカーの先駆けとなったのが、スタンダード・オイル社でした。
そのスタンダード・オイル社は順調に業績を伸ばし、アメリカの石油生産量の7割、販売では8割を超えるような会社になっていきます。
独占禁止法に引っかかってしまい解体されてしまいましたが、日本ではEssoやMobilなどとして残りました。
1886年にはガソリン車が開発され、飛行機のエンジンが作られるようになったり、船のエンジンが作られるようになっていきました。
その頃の世界の石油生産量はアメリカが7割を占めており、そこに続く形でソ連やベネズエラで生産されていました。
◯日本の石油会社
今、元売りと言われる日本の石油会社はENEOS、出光興産、コスモ石油、ギグナス石油、太陽石油の5社です。
その中でも出光興産は、昭和石油とシェル石油が合併して昭和シェル石油となり、昭和シェル石油が出光興産に一本化されました。
その他の石油会社も同じように、またはさらに複雑に合併を繰り返し今の状態にあります。
◯ガソリンスタンドの店舗数の推移
メーカーの数が減っているということを背景に、ガソリンスタンドの数も減ってきています。
ピーク時には60421軒のガソリンスタンドがありましたが、現在では29,637軒、半分ほどになっています。
ですがセルフのガソリンスタンドの割合は増える傾向にあります。
減少傾向にある理由としては規制緩和の影響もあると思いますが、メーカー間の競争とお客さんの需要の差から経営が立ち行かなくなり、お店を続けることができない店舗もあるように感じます。
現在はメーカーの数も減り競争の厳しさは楽になったのかなと思います。
◯ガソリン価格と税金について
ガソリンの価格はガソリン税、石油石炭税、温暖化対策税などの税金がかかったものに消費税がかかった価格で売られています。
ですからガソリンは二重課税になっているという話です。
またガソリンは地域によって価格が違います。
180円台で売られているところもあれば、この辺りのように150円台で売られているところもあるということです。
愛知県は比較的安いそうです。
ところで今、ロシアとウクライナの戦争もありガソリンの価格も不安定になっています。ロシアは世界3位の石油産出国にであり、世界に与える影響も大きいわけですが、日本は9割ほどを中東から輸入しているので影響が小さくなっています。
◯カーボンニュートラルと自動車の電動化
カーボンニュートラルとは、2050年までに二酸化炭素の排出量を0にするという取り組みです。
それを受けてかトヨタもEVに対する行動を取っています。
ですが現在の数字を見ると、技術革新などが進んでいかないと電気自動車の普及は難しいのかなと思います。
私たちもどのような形にエネルギー産業が変わっていくのかわからないので、あるものをしっかりと供給できるように今の仕事に真摯に取り組んでいきたいなと思います。
最後は駆け足になってしまいましたが、以上になります。
ご清聴ありがとうございました。