第977回 例会 2021年7月28日(水)
更新日:2021/07/28
ゲスト:理学博士 藤村彰夫様
ビジター:名古屋錦RC幹事・地区大会実行委員 鈴木 右様
名古屋錦RC・地区大会実行委員 高羽伸浩様
本日の卓話担当:山口恭正君
3.安藤 毅会長 挨拶
皆さん、こんにちは。
本日は第4週ですので、受付でくじ引きをしていただき座席指定をさせていただく例会となっております。
毎日暑い日が続いておりますが、今日は7月の最終例会ということでこれで12分の1が過ぎたのだなと思っているのですが、ある意味傍観者のような気分で過ごしている自分がいるなと感じて不思議な感覚です。
相変わらず新型コロナウイルスが蔓延しておりますが、昨日は東京で約2800名、愛知県も170名、安城市は7名の新規感染者が出ました。
安城市はここ最近感染者無しの日や1名という数字が多かったのですが、ここにきて7名の感染者が出ております。
4連休がありましたので、この週末あたりからがひとつの指標のようになるかと思います。
この例会のスタイルを是非とも続けていきたいと強く感じております。
オリンピックが始まり、昨日は首相に開催中止の質問をした記者がおりました。
オリンピックの開催を首相の独断で決定できるかどうかもわからずに聞いているのかなと思いました。
様々な結果や状況を聞いていると継続されるのかなと私は思っています。
柔道を中心にメダルラッシュに沸いておりますので、嬉しいニュースとして耳にすることが出来ています。
本日からは通常スタイルの例会になります。
本日の卓話者の藤村様については安城にもこのような方がいらっしゃるのだと、その方とお会いできお話を出来るということは、この対面式の例会のある意味醍醐味ではないかなと感じております。
昨今はパソコンの画面越しでのコミュニケーションが増えていますが、共通なのは同じ時間を過ごしているだけという感覚があり、今後の例会のあり方を考える機会なのかなとも思っております。
6.植村真一幹事 報告
(1)本日例会終了後、定例理事会を開催します。於花屋前ラウンジ
(2)7月熱海豪雨災害義援を送金致しました。ご協力有難うございました。
(3)他クラブの例会変更を事務局に御確認の上、メーキャップをお願い致します。
小惑星探査機のお話をこれからいたします。
~スライド再生~
これは初代はやぶさが地球に戻ってきた比較的有名な写真です。
一つ目、そして二つ目の燃料タンクが破裂して、破裂した燃料によって青い光と赤い光が見えます。
こういった悲しい最期を迎えたはやぶさなんですが、無事にサンプルを届けてくれました。
私の自宅は安城桜町で、大学や職場にはそこから通っておりました。
宇宙の中には塵があります。
その塵が渦になり、それを詳しく見ますと真ん中に太陽がありその周りが比較的温かくて、さらにその後に冷たいゾーンがあります。
大部分の質量は太陽にいきます。
残りは水星や土星、金星になるのですが、この内側の温かいゾーンで岩石や金属が固まって我々のいる地球のような惑星ができ、その他はガスでできた木星や土星になります。
ここの境界が「フロストライン」とラインと呼ばれています。
この境界のところに小惑星が出来ており、木星の重力に影響されて固まることが出来ず未来永劫バラバラになっています。
そこがフロストラインになります。
現在の太陽の組成の中の隕石の元素です。
資源的な隕石の元素組成は太陽の元素組成と一致しますので、元々太陽系の物質を反映したものがこれではないのかと、更にそこにアミノ酸があり我々の起源がそこにあるのではないかという人が沢山出てきました。
ですからここを詳しく調べれば、我々の起源が解明されるのではないかというふうに言われております。
隕石研究についてどのようなことを日本は行ってきたか、それは南極に行って拾ってくるんです。
1969年に南極観測隊が隕石の集積地を発見し、今では日本は隕石保有国になっています。
ということで隕石研究は非常に進んでいます。
このように拾ってきた隕石がフロストラインから落ちてきたものだと言われていますが、果たして本当に役に立つのか、本当にそうなのかというのは実はよくわかっていません。
隕石は古い年代を示していて、過去に惑星が出来ていく根源の情報を持ったまま固まってしまったものだと言われています。
それを調べれば根源がわかるだろうと予測されているものの、それが本当なのかを調べることから始めようということで、はやぶさが開発されました。
はやぶさは小惑星イトカワを探索したのですが、その間に色々なトラブルがありました。
何とか地球に戻ってきたのですが、本体は燃えてしまいました。
しかし、カプセルは戻してくれました。
カプセル自体ははやぶさ2も同じ形をしています。
取り出したサンプルは色々な塵をくっつけていました。
その中から今までやってきた研究が間違っていないことが証明され、表面の色や小惑星イトカワがバラバラになってくっついたということ、それから46億年くらいのものだけどちょっと時間が経っている(45億年くらい)ということがわかりました。
はやぶさ2は、はやぶさが2010年に戻ってきて、2014年に打ち上げました。
地球をスイングバイして小惑星リュウグウに2018年に着きました。
タッチダウンを2回行い地球に戻ってきました。
はやぶさとはやぶさ2の大きな違いは、大きなパラボなアンテナです。
エンジンなども変更し、はやぶさで故障した部分も変更を行い、衝突装置を積んで穴を掘りサンプル採取できるようにしました。
~はやぶさ2のサンプル採取の様子をスライドで説明~
採取したサンプルは世界中に配布される予定になっております。
今回は沢山採取できたので、これからどんどん研究が進んでいきます。
9.閉会 (会場委員会)
10.点鐘
今後の予定
8月4日(水)例会(第976回)
クラブフォーラム
担当:会員増強委員会
『イニシエーションスピーチ』
上村祐貴君、柴田茂博君
8月11日(水)例会休会
定款第7条第1節による
8月18日(水)例会(第977回)
卓話:『即位礼にみる日本の伝統装束』
卓話者:有職家 一ノ瀬将之様
卓話担当:木村恭子君
8月25日(水)例会(第978回)
卓話:『生活の中で美術を楽しむ』
卓話者:山本真輔様
卓話担当:横山夕葉君
○2021〜2022年度 第2回定例理事会 例会終了後