第1082回 例会 2024年3月13日(水)
更新日:2024/03/13
第1082回 例会
ビジター:おみえになりません
ゲスト :北海道大学名誉教授 奈良林 直様
本日の卓話担当:杉浦 眞理子君
1.点鐘
3.平野勝則会長 挨拶
皆さん、こんにちは。
先週の土曜日、安城ボーカルフェスティバルに観劇に行って参りました。
66組のグループと個人のお2人の合唱を聞かせていただきました。
個人のお2人の内、1人の方は安城市少年少女合唱団のシニアクラスでレッスンをしてみえる方で、もう1人の僧侶の方は安城市少年少女合唱団を卒業されて、現在の音大で声楽を学んでおられ、非常に素晴らしい歌声を着させ聞かせていただきました。
そして、安城少年少女合唱団のジュニアのグループの中には、当クラブの25周年記念記念行事でもある合唱体験講座の12名の皆さんが参加していらっしゃいました。
レッスンを始めて3ヶ月とは思えないほどの綺麗な歌声でございました。
毎年安城ボーカルフェスティバルは開催されていますので、また来年是非聞きに行っていただきたいと思います。
また合唱体験講座の皆さんと、少年少女合唱団で3月30日単独でコンサートがございます。
こちらもお時間がある方は、是非聞きに行っていただきたいと思っております。
よろしくお願いします。
さて、嬉しいお知らせです。
現在休んでおられます伊吹君の退院が5月に決まったそうです。
食事のご苦労されていたようですが、今で何でも食べられるようになったそうで、ご本人は今すぐにでも家に帰りたいと仰っているそうです。
ご家族のこの奇跡のような回復に大変喜んでおられました。
次回例会出席の際は、みんなで歓迎しようと思います。
次は残念なお知らせになります。
会員の西田智君が3月27日をもって高山にご栄転になりまして、当クラブを退会ということになりました。
本当に短い間でしたけども、楽しく過ごさせていただいてありがとうございました。
本日開催されるカラオケ同好会が西田君の参加される最後の機会ですので、是非顔を出していただけると、西田君も嬉しいかと思います。
更に、15日のゴルフが終わった後の懇親会にも西田君は参加していただけますので、お時間のある方は更に懇親を深めていただきたいと思っております。
ありがとうございました。
4.食事 (会長)
5.荒木芳紀幹事 報告
(1)次週20日(水)の例会は休会となります。お間違いないようお願いします。
(2)3月27日(水)11時50分より細則改訂委員会を開催します。於事務局
(3)3月27日(水)の定例理事会は、例会終了後に開催します。
(4)先程会長よりお話がありましたが、西田智君の退会届を理事会に手受理しましたのでご報告申し上げます。
在籍期間は2年弱ということで短い期間ではありましたが、陰日向なくクラブの役割を果たしていただき、その印象は皆さんの中にも強く残っているのではないかと思います。
西田君の今後のご活躍をお祈り申し上げます。
【原子力の今】
今日お話するのは原子力と地球環境ということで、原子力はやはり大事だということはずっとお話してきたことですが、東日本大震災後にNHKの番組に出演した際「原子力必要です」と発言をしたところ、私への批判が多く集まり、大部分が悪口ででしたが、その中には殺害予告もありまして、その時は警察や周囲の方から様々な対応策や移動に対する注意をしていただきました。
そして今13年経ち昨年COP20が開催されました。
そこでは「世界の原子力を3倍に増やしましょう」という宣言が米国の提案で行われ、28カ国が賛同するという時代になりました。
【原子力の必要性】
・非常に不安定な再生可能エネルギー(特に太陽光、風力)
太陽光の世界ランキングは1位中国、2位米国、3位日本だが、
各国を国土面積で割ると1位が日本になる。
しかし、山を切り崩しての設置などで自然破壊の原因となっていることも事実。
・二酸化炭素排出率から見る太陽光発電
二酸化炭素排出係数から見ると、太陽光は二酸化炭素を有効に減らすことができない。風力発電が盛んな国(ヨーロッパ)は稼働率が約2倍なので、太陽光よりも二酸化炭素を減らす効果があるとされている。
太陽光については、様々な議論・主張がなされているが、この数年の間でもいつの間にか主張と取り下げたり、太陽光業者が詐欺会社だったりと様々な面が見えてきている。
いくら太陽光パネルを増やしたからといって二酸化炭素が減らないということ理解することが大切。
【電気の安定供給をするための原子力】
病院やガソリンスタンド、電気ありきの生活を非常時でも可能にするにはどうしたら良いのか。
今は火力発電なども利用しながら、大停電を防いでいる状態。
再エネの増加を続けると、停電のリスクも増加する。
非常電源は有限。
「原発は危ない」を安易に発し、初期費用や周辺整備費、継続することでのリスクをおざなりにするのは危険。
太陽光、風力についても知識と情報が必要
【資源不足で起こるEV産業の現実】
新しいシステムに必要な資源が徐々に足りなくなってきている。
そのため、増産ができなず、個別支援は中国が抑えてしまってるということがあって、EVの売れ行きが悪くなり、テスラが頑張っていましたがトヨタが巻き返した。
つまりハイブリッドが一番正解。
燃料タンクを持っていて、バッテリーを少なくして、そして発電しながらバッテリーを蓄えて、バッテリーとエンジン等組み合わせて走る、実はこれが一番その車としての理想系に近いのではないか。
【バイオ発電】
欧州で流行。
しかし、実際は環境破壊である。
こういった対応を導入すると実は電気代が高くなる。
高い電気代で物を作ったら製品コストは上がる。
【最新のエネルギー事情は報道にも責任を】
世の中の風潮を作り上げておきながら、手の平を返すような日々の報道は混乱を招くだけ。
【原子力発電事故の分析】
福島の事故は決して想定外ではなく、津波対策をとっていなかったことが事故の原因。
今対策した場合、トータルのリスクは2011年事故の手前のリスクが1,000分の1に下がるという計算ができる。
【様々な方法で様々な議論がなされる原子力発電について】
原子炉発電所をしっかり使うには、安全対策を徹底的にしっかりするということに尽きます。
時間となりましたので、以上で講演を終わらせていただきます。
どうもご清聴ありがとうございました。