第1138回 例会 2025年8月20日(水)
更新日:2025/08/20
第1138回 例会
1.点鐘
2.ロータリーソング斉唱(第2週)
3.長坂 誠会長 挨拶
私事ではありますが、NHKの歴史番組を中学生の時からずっと見てまいりました。
「日本史たんぼ」や「その時歴史が動いた」、また「堂々日本史」が一番楽しかったように思います。
最近では「歴史探偵」などもあり、30年、50年と長きにわたり、日本の歴史教育に大きな実績を残されたのがNHKの歴史番組でございます。
私の話よりも、三宅アナウンサーのお話が楽しみかと思いますので、本日は以上といたします。
どうぞお食事をお楽しみください。
4.食事 (会長)
5.沓名由美子幹事 報告
(1)理事会のご案内
次週例会終了後、理事会を開催いたします。欠席される方はご連絡ください。
(2)地区大会について
第2760地区の地区大会が豊川で開催されます。出欠のご返事をまだいただいていない方は、あさって22日が締切となりますので、本日の例会終了後までにご提出をお願いいたします。
(3)財団セミナーについて
8月8日、名古屋東急ホテルにて財団セミナーが開催され、幹事の私と木村さんが出席いたしました。次年度の事業保証金の件もございますので、副幹事の金子さんにご連絡させていただきます。
(4)カラオケ同好会について
本日20日、ラムールにてカラオケ同好会が開催されます。1人でも多くの方のご参加をお待ちしております。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
(3)ロータリーの友8月号のご紹介 (雑誌委員会)
〇 RI会長メッセージについて
8月号にはRI会長のメッセージが掲載されています。例年は7月に掲載されますが、今年は8月号からとなりました。なお、RI会長交代に関する事情も38ページに掲載されています。
〇 世界戦略年次講演会について
国際政治学者・高橋一郎氏の講演記事が紹介されています。米国大統領選に関する分析や、トランプ大統領の政治姿勢、人事の特徴などが述べられています。
こんにちは、三宅民夫でございます。
今年73歳、アナウンサー生活も50年を迎えました。
現在はフリーで活動し、「鶴瓶の家族に乾杯」などのナレーションも担当しています。
本日は「言葉の力」について、私自身が体験したことや、多くの方々から伺った印象的な言葉を紹介いたします。
話は三つに分けて進めます。
私自身を救った言葉。
科学者の言葉。
人を動かす言葉。
54歳の時、腎臓に腫瘍が見つかり摘出手術を受けました。
その時、憧れの鈴木健二アナウンサーから便箋六枚にわたる手紙をいただきました。
「本当に悪ければ手術はしない。手術をするということは助かる見込みがあるということです」
この言葉に大いに救われ、前向きに治療に臨むことができました。
私はこの体験から、言葉は最高の贈り物であると強く感じています。
青色LEDを発明した赤﨑勇さんは「失敗は宝である」と語られました。
成功は多くを教えないが、失敗は必ず学びを与える。
失敗を前向きに受け止めることの大切さを実感しました。
ニュートリノ観測でノーベル賞を受けた小柴昌俊さんは「教科書を疑え」と言われました。
教科書や先生の言葉も、実際に自分で実験して確かめることが大切だという信念を感じました。
劇作家の井上ひさしさんは「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを愉快に、愉快なことを真面目に」と語られました。
人に伝える言葉の基本を示すものとして、私自身も常に心に留めています。
京セラ・KDDI創業者の稲盛和夫さんは「人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力」と説かれました。
特に「考え方」がプラスにもマイナスにも働くことを強調されました。
国語教育者の大村はまさんは「話すことは話すことによってのみ上達する」と述べられました。
さらに「一人で人として生きていけるように、自分を不幸にしないように」とも語られました。
教育の原点を示す言葉です。
私が歩んだ50年のアナウンサー生活の中で出会った多くの言葉は、まさに人を救い、人を動かし、未来へとつなぐ力を持っていました。
本日のお話を通じて、皆さまにも「言葉の力」を改めて感じていただければ幸いです。