第1103回 例会 2024年9月25日(水)
更新日:2024/09/25
第1103回 例会
ゲスト:ガバナー補佐 吉原孝彦様(刈谷RC)
分区幹事 盛田高史様(刈谷RC)
分区副幹事 都築浩介様(刈谷RC)
地区副幹事 加納昭臣様(名古屋南RC)
ビジター:お見えになりません
1.点鐘
2.君が代斉唱、ロータリーソング斉唱(第2週)
3.弥政晋輔会長 挨拶
皆さん、こんにちは。
今日は、ガバナー補佐訪問ということで多くのゲストの方がいらっしゃっています。
さて、皆様高校時代の古文の授業で方丈記の序文は必ず習ったと思います。
「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」
と、いうような悠久の時の流れで人間なんてもう、泡と同じだ。生まれては消え、生まれては消えという、仏教的な無常感に満ちた名文かなと思います。
ところが、私はその序文の後に何が書かれているか全く知りません。
せっかく日本人として生まれてきたので日本の古文の三大エッセイである枕草子徒然草と並んで、方丈記を一度は読んでみようと思い、1年ぐらい前に本を買いました。
文庫本で40ページと長くありません。
本文だけでその後に文節ごとに本文があり現代語訳があり解説があり非常にわかりやすくて良い本だと思いました。内容は大きく二つに分かれていて、前半はひたすら災害について書かれています。
平安末期1155年ぐらいの生まれなので平安の末期の京都は、もうありとあらゆる災害が次から次へと襲った。
最初は大火、大火事です。
当時の京都の街の3分の1ぐらいを焼き尽くした非常に大きな火事で焼け出された人がいっぱいいて、とても悲惨な状況を鮮明に描かれています。
まるでその火事の現場を自分が歩かなければ書けないような描写で書かれています。
二つ目の災害は竜巻です。
大きな家も小さい家もすべて飛んで家の中の大切なものが宙を舞ったと書かれています。
三つ目は人災ですが、恐らく原因は京都の周りが不穏になってきたことだと思いますが、今の神戸の福原というところへ平清盛が源平の戦いで都を移してしまいました。
それも非常にドタバタで勝手に天皇を連れて神戸へ行ってしまいます。
そこには清盛の別邸がありまして、下で働いていた役人や貴族は大慌てで後を追うわけです。
自分の家を当時はうち壊して勝手にばらして船に積んで、淀川から神戸へ運ぶということがやられていて京都の街中は関係する屋敷が消えていきました。
ただし、その福原は山が迫っていて、今みたいに埋立地がないから波の音がうるさい。
これも実際に福原まで見に行かないと書けない。
おそらく鴨長明という人は、非常に健脚家で実際に現場を見に行っていたのだと思います。
四つ目は飢饉です。
非常にひどい飢饉で、京都だけで4万人以上死んだと言われています。
食事前で申し訳ないですが、その死体が累々と路地に並べられていて、鴨川の河原も死体だらけでだんだん腐乱してひどい匂いが京都の町中を覆ったというふうに書かれています。
最後は大地震。
非常に大きな地震だったらしくてその描写も鮮明に書かれていますが、一番僕がすごいなと思ったのは余震です。
余震についてきちっと書いているのです。
1日に3回ぐらいまでは揺れたとか、2日に一度は揺れたとかです。
3日に一度だった余震の間隔が段々と長くなっていく様をきっちり書いています。
しかも時間が経ったらみんな地震のことなんか忘れてしまったと書かれています。
今の現代を生きる我々と全く同じ。
人間はあんまり進歩してないな、というふうに思いました。
後半部分はいわゆる北条湾について隠遁生活について書かれています。
こちら本当に名著です。
ちくま学芸文庫、お薦めです。
以上です。
5.杉浦秀郎幹事 報告
(1)本日11時半よりガバナー補佐訪問の懇談会実施について
(2)本日例会終了後クラブアッセンブリー開催について
(3)次週10月2日例会終了後指名委員会実施について
(4)他クラブの例会変更を事務局に確認の上、メーキャップをお願いいたします。
6.委員会報告
(1)出席委員会 出席報告 (出席委員会)
会員数 60名
出席義務者出席数 33名
本日の出席者数 50名
本日の出席率 90.9%
先々回の修正出席率 90.9%
(2)第1回三河安城RCゴルフコンペ成績発表ならびに第2階のご案内(ゴルフ部会)
・第一回三河安城RCゴルフコンペ結果発表
優勝 磯村孝彦さん
準優勝 大参浩明さん
グロス優勝 大参浩明さん
・第二回三河安城RCゴルフコンペ開催について
11月23日(土) 於葵カントリークラブ
7.本日の例会
『ガバナー補佐訪問』
卓話者
ガバナー補佐
〇2024-25年度国際ロータリーのテーマ
「ロータリーのマジック」
〇今年度の事業方針
・魅力あるクラブ永続可能の奉仕活動と成長するロータリー行動計画の四つの優先事項に沿って、戦略計画を。
(1)より大きなインパクトをもたらす
ロータリーの中で最優先事項がポリオ撲滅です。
ロータリーはポリオがなくなるまでやめません。
もし今やめてしまうと、皆さんご存知の新型コロナが一気に世界に広がったのと同じように1人の感染者から世界中に感染が広まってしまう可能性がございます。
日本では1980年の一例を最後に現在まで野生のポリオウイルスによる感染者は出ていません。
しかし、今でも今現在の日本でも年間100億円以上の規模でポリオに対する予防接種を四種混合や五種混合で接種しているのが現状です。
ポリオのない世界が継続することによるインパクトはなんと大きなものか想像してみてください。
あと一歩のために今ポリオプラスに皆さんの力を結集しましょう。
(2)参加者の規模を広げる
「DEI」とはダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン、日本語で言うと多様性、公平性包括性を持って活動します。
年齢や性別、性的指向、人種、国籍、民族宗教障害などの違いなど全ての人にとって心地の良い場所があり、私達1人1人が異なるため、全員が能力を発揮するためには1人1人に合った環境を整え、1人1人の多様性が認められ、誰もが貢献できるということだそうです。
これを持ちまして行動規範というのがロータリーにできました。
しかし2023年のRIのアンケートで「日本から女性が会員やガバナーになることへの反対や会員の多様化に対する懸念、国際ロータリーやリーダーからの提案に対する抵抗、日本のロータリー価値観を重視する」いうことが疑問として出たそうです。
その中で参加者の規模も広げる参加者の積極的な関わりを促す、適応力を高めることに繋がってくるのですが、要はエンジョイロータリー、ロータリーを楽しもう!
必要なのは会員数維持もしくは拡大。現在は減少傾向です。
RIはロータリー125周年にあたる2030年の4月に会員数125万人を目標としています。
(3)参加者の積極的な関わりをうながす
入会を促すためにいろんなイベントで奉仕活動をして参加を促しながら開催してロータリーの素晴らしさを伝えましょう。
【東京代官山の新しいロータリークラブの例】
「私達はロータリークラブオブ東京代官山。従来のロータリークラブから見ればやんちゃな若造たちかもしれません。私たちのフラッグは、クラシックだけどポップ、真面目だけどキュート。私たちは、クリエイションを愛し、人を愛します。何かが生まれるかもしれない。ゆったりとした時間が、ただ流れるのかもしれない。先ずは自分たちが楽しむこと。自分たちが楽しければ、きっと世の中も楽しい。私たちは、私たちの歯車を回す。」
気の合う仲間同士で作られたクラブです。
こういった気の合う仲間同士で新しいクラブを作ってみてはいかがでしょうか。
(4) 適応力を高める
クラブ運営をより効率化し、また風通しの良いクラブとなり時代の変化に取り残されることなく変わっていってください。
ロータリーを維持するためには長期を見据えて会員増強とか法人事業を考えていただきたいと思います。
目標に到達できるか毎年見直してください。
三河安城RCの現状、マイロータリーの登録率32%。50%以上にしましょう。
〇今後の予定
・11月9日10日2760地区、地区大会
・11月23日西三河分区ガバナー補佐杯
・2月22日西三河分区IM
・5月10日2760地区RFF
・6月21日RI開催
遠いですが行かれる方はぜひ行ってください。