第1100回 例会 2024年8月21日（水）
更新日：2024/08/21
第1100回 例会
ビジターならびに、ゲスト：おみえになりません
本日の卓話担当：深津茂樹さん
１．点鐘
２．ロータリーソング斉唱（第２週）
３．弥政晋輔会長 挨拶
- 弥政晋輔会長 挨拶
皆さん、こんにちは。
本日は私の子供の頃の話をします。
小学2年生まで名古屋市昭和区の鶴舞公園のすぐ近くの市営住宅に住んでおりました。
4階建ての市営住宅で間取りは今でいう2DKです。
ただ2DKの2部屋はそれぞれ四畳半ずつで、今思えばとても狭いアパートに家族5人で雑魚寝をしておりました。
そんなある時、同じ団地に住む同じ年代の子供たちがキャーキャーと水鉄砲で遊んでいました。
すごく綺麗なカラフルな水鉄砲をみんなが持っていてアパートの壁にまるで落書きのように水をかけたり、お互いに水を掛け合ったりしているというのを見て、私も欲しくなりました。
友達にどこに売っているかと聞くと近くの雑貨屋というか、駄菓子屋に1個50円で売っているというのです。
もうとにかく欲しくて欲しくて仕方ありませんでした。
でもお金は持っていません。
ただ弥政少年は観察力がなかなか鋭くて母親がどこに財布を隠しているか知っていたのです。
そういえばあそこに財布があるかもしれないと探すと、ちゃんと財布がありました。
がま口を開けると本当に50円玉がありました。
それをちょっと頂戴して駄菓子屋まで走って買いに行ってみんなで水鉄砲で遊んでいました。
そこへ外出から帰ってきた母親が目ざとく、僕がなにか変なものを持っているということに気づいて、「ちょっといらっしゃい。どうやってこれを買ったの、お金はどうしたのか」と聞いてきました。
恐らく私は泣いていたと思うのですけど正直に言いました。
でもその時、とんでもない罪を犯したという「罪の意識」がすごく強かったのを覚えています。
もう立ち直れないぐらい悪いことをしたと思いました。
母親は「欲しいものがあるならちゃんと言いなさい、買ってあげるから」と言ったのです。
私はその一言を素直に受け止めて、言ったら買ってもらえるのかとすごく喜んだのです。
ところがそれから、あれが欲しいこれが欲しいと言っても、ほとんど買ってもらった記憶がありません。
ということで、世の中には決して信じてはいけない言葉っていうのはやはりあるのです。
例えば、子供の頃悪いことをして、親に絶対怒らないから正直に言いなさいと言われて正直に言った途端に烈火のごとく叱られるとか、学生時代好きな異性を友達が「絶対に人に言わないから教えろよ」と言われて教えたら、その翌日にはクラス中に噂が広まっているとか。
ということで、世の中に信じてはいけないことがいっぱいあるのですが、皆さんはどのような言葉を思い浮かべるでしょうか。
４．食事 （会長）
５．杉浦秀郎幹事 報告
- 杉浦秀郎幹事 報告
（１）次週例会終了後理事会開催ついて
（２）会員候補者に関する手続きについて
（３）9月25日ガバナー補佐訪問、クラブアッセンブリー開催について
（４）地区大会登録締め切りについて
- 沓名由美子さん
〇沓名由美子さんよりご挨拶
皆様へ
先日は主人の葬儀に暑い中、ご多忙の中ご参列くださいまして誠にありがとうございました。
突然のことでしたので家族共々本人もびっくりしているかと思います。
主人とは2年前に結婚50周年を迎え子供たちが金婚式のお祝いをしてくれました。
私にとりましては本当に感謝のありがたい幸せな52年間の夫婦生活でした。
本当に心から皆様共々主人にも感謝したいと思います。
なお主人は亡くなりましたけれども、この気持ちはこれから先もずっと持ち続けていくでしょう。
皆様にはまたこれからもお世話になります。
本当にありがとうございました。
そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
６．委員会報告
- 加藤伴子出席副委員長
（１）出席委員会 出席報告 （出席委員会）
会員数 59名
出席義務者出席数 32名
本日の出席者数 46名
本日の出席率 86.1％
先々回の修正出席率 89.1％
- 待田和宏雑誌副委員長
（２）ロータリーの友８月号のご紹介 （雑誌委員会）
・「デザインは、”気遣い“です。」グラフィックデザイナー 佐藤氏のスピーチついて
・ロータリー 俳壇について
・友愛の広場「血管を若く保つには」について
・パズルdeロータリーについて
- 横山智則親睦活動委員長
（３）秋の親睦家族会について （親睦活動委員会）
- 長坂 誠カラオケ同好会長
（４）カラオケ同好会よりご案内 （カラオケ同好会）
- 三浦 伸ゴルフ部会長
（５）ゴルフ部会よりお知らせ （ゴルフ部会）
- 柴田茂博ニコボックス委員長
（６）ニコボックス報告 （ニコボックス委員会）
７．本日の例会
- 卓話担当 深津茂樹さん
卓話 ：『ハラスメントについて（改訂版）』
卓話者 ：深津茂樹さん
卓話担当：深津茂樹さん
〇ハラスメントの種類と定義
・パワーハラスメント（パワハラ）
(1) 優越的な関係を背景とした言動
(2) 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
(3) 労働者の就業環境が害されるもの
(1)から(3)までの３つの要素を全て満たすもの
〇パワハラの具体例
・身体的な攻撃（例えば殴ったり蹴ったり、相手に物を投げつけるなど）
・精神的な攻撃（人格を否定するような言動を行うとか、相手の性的指向や性自認に関する侮辱的な言動も含む。業務の遂行に必要以上に長時間にわたる厳しい叱責を繰り返し行う。）
・人間関係の切り離し（1人の労働者に対して同僚が集団で無視をしたり職場で孤立させる）
・過大な要求（例えば新卒の採用者に対して必要な教育を行わないまま、到底対応できないレベルの業績目標化して達成できなかったことに対して厳しく叱責する）
・逆に過小な要求（管理職である労働者を退職させるため誰でも遂行可能な業務を行わせる、気に入らない労働者に対して嫌がらせのために仕事を与えないようにする）
・セクシュアルハラスメント（セクハラ）
「職場」において行われる「労働者」の意に反する「性的な言動」により、労働者が労働条件について不利益を受けたり、就業環境が害されること
〇セクハラの具体例
・対価型
労働者の意思に反して性的な言動に対する労働者の対応により、この労働者が解雇や降格減給などの不利益を受けること（具体例：女性が誘われてそれを断ったら余分な仕事やたくさんの仕事を押し付けられるとか、言及されるようなこと）
・環境型
労働者の意に反して性的な言動により労働者の就業環境が不快なものとなったため能力の発揮に重大な悪影響が生じること。当該労働者が就業する上で看過できないけれども支障が生じること。（具体例：職場に女性の水着のポスターやカレンダーが貼ってある。また直接じゃないにしろ女性社員がいる前で男性社員が性的な話をしていたりすること）
・マタニティハラスメント（マタハラ）
妊娠・出産したこと、育児休業、介護休業等の利用に関する言動により、妊娠・出産した「女性労働者」や育児休業・介護休業等を申出・取得した「男女労働者」の就業環境が害さ れること
〇マタハラの具体例
妊娠や出産をしたことや産前産後休業や育児休業などの妊娠出産育児などに対する制度や措置を申し出たり、取得したことなどを理由として不利益に取り扱うこと（子供産んだらやめてくださいなど。産休育休を取ったことにより上司や同僚からの嫌がらせをされること。同僚がもう休んでばっかりと言ったりする。等）
・カスタマーハラスメント（カスハラ）
企業やその従業員が、顧客や消費者から受ける嫌がらせ
〇カスハラの具体例
近年問題となっているハラスメントですがカスハラの難しいところは、それが本当にカスハラなのか従業員に問題があるのかっていうのが難しいこと。カスタマーハラスメントについて労災認定がされるようになりました。2023年の7月に専門検討会において報告書がまとめられたことを受けて、9月に認定基準労働労災の認定基準についての改正がされました。
業務による心理的負荷表というものが見直されて、顧客や取引先、施設利用者等から著しい迷惑行為を受けたというものが追加されました。実際に住宅メーカーの社員さんが顧客から非常にもう厳しい叱責や嫌がらせ行為等を受けて、自殺をしたということが何年か前がありました。これによりカスタマーハラスメントなどで精神疾患を発症しましたということで、この自殺が労災認定されたというような事件がありました。
・スメルハラスメント（スメハラ）
匂いによって他人を不快にさせること
〇SOGI ハラの具体例
淀川交通事件という令和2年の決定では、性自認が女性であり生物的学歴性別が男性であるタクシー運転手が勤務先のタクシー会社から受けた就労拒否の判定が無効であると争った事件について、裁判所が会社の処分を無効とした
性的指向・性自認に関する差別や嫌がらせは、性的マイノリティでない多数派であっても被害者になることがあります。そのため、LGBTQハラスメントではなく、すべての人の性のあり方を表すSOGIを用いて、SOGI ハラスメントと呼ばれています。
「悪気はなかった」、「少しからかっただけ」でも被害者が傷ついたり、不快な思いをしたりすればハラスメントとなります。これはSOGIハラだけでなく、すべてのハラスメントに共通します。
・SOGIハラスメント（S0GIハラ）
好きになる人の性別（性的指向：Sexual Orientation）や自分がどの性別かという認識（性自認：Gender Identity）に関連して、差別的な言動や嘲笑、いじめや暴力などの精神的・肉体的な嫌がらせを受けることまた、望まない性別での学校生活・職場での強制異動、採用拒否や解雇など、差別を受けて社会生活上の不利益を被ること。 それらの悲惨なハラスメント・出来事全般を表す言葉
企業としてハラスメントを起こさないようにするのが大事ではありますが、もし起きてしまったら、起きてしまったことに対してどういう対応をするかが大事だと思っております。
事実確認をしっかりして、被害を最小限に抑えることが大切だと思っております。
