第940回 例会 2020年3月4日(水)
更新日:2020/03/04
第940回 例会
1.点鐘
2.君が代、ロータリーソング斉唱 (第1週)
3.山口恭正会長挨拶
皆さん、こんにちは。
昨今の新型肺炎ウイルスの感染拡大に伴い、当クラブも次週例会を休会させていただくことになりました。
次の例会は3月25日となります。
3週間の間になんとか終息の目処が立ってほしいものです。
皆さんお身体にはくれぐれもお気をつけいただきたいと思います。
昨日は雛祭り、上巳の節句でした。
節句というのは1年に5回あります。
元々は旧暦で奇数の月と日が重なる日(1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日)は節句となります。
節句の日には特別な食べ物を食べます。
1月7日七草粥
3月3日草餅、菱餅、三河地方ではいがまんじゅう
5月5日ちまき、柏餅
7月7日そうめん
9月9日菊酒、栗ご飯
9月9日は奇数の最大値「9」が重なることから重陽の節句と言い、秋の収穫を祝います。
また「御九日(おくんち)」とも呼びます。長崎くんちや唐津くんちが有名ですね。
さて3月3日の雛祭りですが、元々は紙で作った人形に嫌なことや呪い、あるいは願いを託して川や海に流したりするもの、もう一つは笹舟に詩を書いて流した、次の人が即興で読む「曲水の宴」が始まりと言われています。
この「曲水の宴」は5世紀には始められていたと日本書紀に記されているそうです。
今のお内裏様とお雛様の飾りは、江戸時代に大名の間で流行り出したのが始まりと言われています。
今では核家族や住宅事情で飾るのが難しくなってきましたが、所によっては初節句で段飾りをして隣近所に見てもらう習慣があるそうで、見栄を張って耕運機を買うお金がお雛様に化けたというお話も一昔前にはあったそうです。
古いデータになりますが、文化庁が調べた「女児のいる家庭で3月3日にお雛様を飾る割合」は大体3割だったそうです。
「その日に草餅やお餅を神棚や仏壇にお供えしていただく」というのが5割だったそうです。
私の家でも昨日ちらし寿司と蛤のお吸い物を頂戴しました。
一夜明けて、親が一生懸命片付けておりました。
5.幹事報告
(1)本日、新会員候補者の資料を配布いたしました。ご意義のある場合は、文章を持って本日より7日以内に会長までお申し出ください。
(2)次週3月11日(水)の例会は、新型コロナウイルス感染予防のため、例会を取消させて頂きます。
(3)また3月18日(水)は、定款第8条第1節のより休会となります。
(4)本日4月1日(水)の夜間親睦花見例会のご案内をお配りいたしました。
(5)他クラブの例会変更をご参照の上、メーキャップをお願い致します。
7.委員会報告
(1)出席委員会 出席報告 (出席委員会)
会員数 65名
特別会員 1名
出席義務者数 42名
本日の出席者数 37名
出席率 88%
先々回の修正出席率 100%
私は狩猟免許を持って猪達を狩り、そして厚生労働省から認可をいただいた解体処理施設で自ら解体して革製品を作っています。
普通はジビエ料理として肉を使う事を推奨されているのですが、ある猟師が「捨てるところと言えば革くらいかな」と言っているのを聞いて生命の利活用というものをしたいと思うようになりました。
以前の私の仕事ですとモデルなどの綺麗な仕事で、母は「虫も嫌いなあなたがなぜ狩猟を?」とよく言っていました。
狩猟の免許は4種類あります。
・第一種銃猟免許(散弾銃、ライフル銃)
銃の購入や管理などのの関係で時間とお金の余裕がある人が多い。
「眠り銃」にしないよう管理が厳しい。
・第二種銃猟免許(空気銃)
(福岡さんは子供を持つ身としては生命を奪う行為に抵抗を感じる部分もあり、難しい狩猟になりますがあえてこちらを選択されました)
・わな猟免許
農林被害が多い日本の特性から日本の免許保有者のほとんどはこの免許になる。
・網猟免許
伝統猟法として「坂網」という猟法があり、鴨が飛び立つ僅かな時間を狙い網を投げ捕らえる。
銃で捕ると腹の中に弾が入ってしまい、最も美味しい状態でお肉をいただくことが出来ない。
さて皆さん、「ジビエ」という言葉をご存知ですか。
フランス語なのですが、フランス料理でも出てきます。
日本でいいますとぼたん鍋がありますが、いずれも高級です。
実は私自身、自分で狩りをして自分で解体してるものですから、ジビエ料理は食べ放題のようなものなんです。
そんな私の身体にある変化がありまして、45歳の時に第5子を出産したのですが、その前数年は子に恵まれず「もう子供は産めないかな」と思っておりました。
そんな時、病院で血液検査をしたら「大変綺麗な血液です」と言われたのです。
冷え性でもあった私がジビエ料理を食べ始めたことで血の巡りが良くなっていたのです。
お肉を沢山食べると動脈硬化のリスクが高まったりして危ないのではと思われるんですが、実は血液がサラサラになるそうなんです。
とにかくジビエ料理のお肉の成分が素晴らしいことがわかりました。
色々勉強もさせていただいた上で皆さんにも是非ジビエ料理を食べていただきたいと思っています。
しかし今、狩猟で捕られている数の1割しか活用されていません。
9割は捨てられています。
計算上では全国民が年間80gのお肉を食べることでこの9割は消費されるそうです。
ただ、安心安全に食べる必要があります。
これは食肉として認められていますし、国の認可の解体処理施設で処理されたお肉であれば大丈夫です。
昔は猟師がお店に直に持っていって謝礼をもらっていた文化ではあったのですが、これはどこでどのように捕られたかわからないので、食品衛生法に違反しています。
安心安全なジビエ料理というのは、認可のおりた施設で適切に処理され、お店に卸されたものを料理し、提供するというものです。
国もこのシステムを応援しています。
総理官邸行われた会議に招かれた際、周知がされていない事を伝え「自分にできるのはテレビに出て伝える事」と申し上げたところ、内閣府から「政府広報インターネットテレビ」の番組のオファーがあり、その中でジビエの栄養素について話したり、藤岡弘.さんと狩猟をしたり解体を行なったりしています。
先日も「世界一受けたい授業」に出演させていただいて、ありがたいことに沢山の方から反響をいただきました。
教育委員会からの依頼もあり、学校でも講演をさせていただいております。
四季に合わせてその季節の食材をいただくことが身体に与える影響もですが、「生命をいただく」「いただきます」という言葉の真意を、私は目の前の猪の生を止め、解体した時に初めて理解しました。
初めて猪を解体した時、知識も無く、目の前の大きな猪をそうやって冷蔵庫に入れようかと悪戦苦闘し散々な解体だった事を覚えています。
しかしその経験があったことで私の人生は大きく変わりました。
生命のありがたみ、自然のありがたみ、恩恵を実感するようになりました。
狩猟免許を取得する際、教本のようなものに書いてあることで「これだったら私は自信を持って猟師だと言える」と思えた文章があります。
『森の番人』
生物というは一つの種の数が多くなると他の種が過ごしにくくなります。
どうしても誰かが間引きしないと自然界の中で種の絶滅ということが起きてしまいます。
そして私が猟師になった理由の一つに3月11日の東日本大震災があります。
実はこの日は私は初めて流産した日でした。
「なんという日なんだろう」
そう思っていました。
そんな時聞いたのが、ある20代の女性の話でした。
被災し、お金を持って食べ物を売ってくださいとお願いに行ったら「それは私達が食べるものだから」と言って売ってもらえなかったそうです。
お金があっても食べ物を売ってもらえない現実を突きつけられました。
その女性は「自分で食べるものを捕ってやろう」と思って猟師になったそうです。
今も同じ志の人達と生活し暮らしています。
その話を聞いて、私は「自分達に何ができるのだろう」と考えました。
その結果今私は「生命の利活用」を行い、その話をこうやって沢山の人にお話することが使命だと思っております。
もし、私のお話を聞いて、私の活動に興味を持っていただけたならジビエ料理を是非召し上がっていただきたいです。
また、革細工についてもお問い合わせお待ちしておりますので是非利活用にご賛同いただければ嬉しいです。
今日はありがとうございました。
9.閉会 (会場委員会)
10.点鐘
今後の予定
3月11日(水)例会休会
定款第8条第1項により
3月18日(水)例会休会
定款第8条第1項により
3月25日(水)例会(第941回)
卓話 :『私が患った国指定の難病“多発性筋炎と間質性筋炎”とは?〜ご心配をおかけしましたが、元気にしています〜」
卓話者:元三河安城RC会員 大見和志様
卓話担当:寺部保美君
○2019年〜2020年度 第9回定例理事会
4月1日(水)例会(第942回)
『夜間花見例会』
於不乗森神社
担当:会場委員会
※昼間の例会を変更しています
4月8日(水)例会(第943回)
卓話担当:杉山敏幸君
4月12日(日)
地区研修協議会
於ホテル屋ナゴヤキャッスル 13時〜
※次年度理事、委員長の一部の方、入会3年未満の方)
4月15日(水)例会(第944回)
『地区研修協議会 報告』
担当:渡邊真一君
○2019〜2020年度 第9回定例理事会
4月29日(水)例会休会
法定休日(昭和の日)