第920回 例会 2019年9月25日(水)
更新日:2019/09/25
第920回 例会
ゲスト :前岡崎城西高等学校教諭 石川剛章様
安城学園 広報担当 相澤陽香様
本日の卓話担当:沓名由美子君
1.点鐘
2.ロータリーソング斉唱 (第4週)
3.山口恭正会長挨拶
皆さん、こんにちは。
日中はまだまだですが、朝晩の気温は過ごしやすくなってまいりました。
さて、秋の七草と言いますと萩、尾花、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗ですが、皆さんは今からお話しする花をご存知でしょうか。
その花はお墓の周りによく植えられたことから「幽霊花」「死人花」または、球根にアルカイド系の毒を持っていることが由来の「一夜ころり」「毒にんにく」と呼ばれています。
一方で漢方として「薬花」とも呼ばれます。
この花は「彼岸花」です。
「彼の岸」と書いて「ひがん」と読みます。
反対は「此岸(しがん)」と言います。
ではこの二つの違いはなんでしょうか。
「此岸」はこの煩悩いっぱいの現世界を指し、「彼岸」は煩悩から離れた世界を指します。
そこから発展してあの世のことを「彼岸」とも言います。
ヒガンフグは毒を持っているので「彼岸」が名前についています。
同じ意味でこのヒガンフグは「名古屋フグ」とも言われます。
名古屋は尾張名古屋。
織田信長は美濃と尾張を治めていたので「名古屋フグを食べたら身の終わり」とかけてつけられたと言われています。
丁度太平寺にも彼岸花が咲き始めましたのでそんなお話をさせていただきました。
5.深津茂樹幹事 報告
(1)本日12時より指名委員会、例会終了後理事会を開催します。
(2)次週の例会は、10月2日(水)の例会を変更し、10月4日(金)“ガバナー公式訪問・安城RCとの合同例会”です。お間違いないようお願い致します。出欠のご返事がまだの方は、事務局までお早めにお知らせください
(3)他クラブの例会変更をご参照の上、メーキャップをお願い致します。
6.委員会報告
(1)出席委員会 出席報告 (出席委員会)
会員数 65名
特別会員 1名
出席義務者数 42名
本日の出席者数 36名
出席率 85.7%
先々回の修正出席率 88.1%
(4)ニコボックス報告 (ニコボックス委員会)
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【本日の例会内容】私は36年間城西高校で教員を勤めまして、定年後にJICAのシニアボランティアとしてケニアに行きました。
ケニアの先生の研修所に2年間務めましたが、建物や制度設計もJICAが支援しており、色んなところに日の丸がありました。
若いボランティアは各地域へ赴き、私のようなシニアは首都ナイロビにいるといった感じです。
私は旅行好きでしたので、各地にいる若いボランティアの元へ行き、泊まっていたりして交流していました。
安城市の方だったり、医師の方だったり様々なボランティアがいまして、みんなで野球をしたりなんかもしました。
行く前はやはり不安がありました。
出国前の訓練が5週間ほどあり、ケニアの勉強をしたり、様々な予防接種も受けました。
そして実際行ってみたら1度も「帰りたい」と思うようなことはなく、ケニア山登山に挑戦してみたり、木に登るオスのライオンやカメレオン、ヌーも見ることができ、非常に楽しい2年間でした。
ケニアに行ってわかったことは、赤道直下は暑いと思っていましたがナイロビは高い場所に位置していることもあり、真夏の最高気温は27度でして夜は毛布が必要でした。
また42の種族がいまして、言葉も異なるものですから、学んでいく上で共通語として小学校1年生から英語とスワヒリ語を学び、トリリンガルになることを求められます。
教科書は全て英語で、学習に対してのハードルが高かったです。
高学年になると校内で英語以外を使用するとペナルティがつきました。
海辺の蒸し暑い地域、乾燥地域等様々な場所が存在し、強い種族が農耕に適した地域に、弱い種族は不便な地域にいました。
日本については高校の授業で学習するのでみんな知っていました。代表的な都道府県の名前や広島長崎の原爆について、そして東日本大震災についても知っていました。
赤道直下で暮らしてみて面白かったのは、春分の日と秋分の日は太陽が真上にきます。
影が真下にくるのが面白かったです。
逆に夏至や冬至は日が弱く、コーヒー豆なんかは年に2回収穫出来ました。
私はアドバイザーの立場でしたので、現地の施設を見せたり、ケニア初の科学館を作りたいという要望なんかも聞いたりしました。
最終的に携わった75の実績を自室に並べ、面白い石を集める癖もありましたので一緒に飾ってきました。
苦労したこともありました。
私の場合は詳細の指示が特になかったものですから、少し迷う時期がありました。
その中で教科書を読むことを始めてみたり、教科書の誤りを正そうとしたり、またそれに対して内政干渉だと言われて困ったこともありました。
学校環境については地域によります。
日本と大きく違うところは公立学校は先に学校として稼働し、のちに国へ申請します。申請のない学校は私立になります。
私立の基準に満たないところも存在しました。
勉強内容も実験室が無かったり、理科の計算問題を解かないないようだったりしました。
国際貢献をするのは大変です。
ユネスコがずっと指導していますが、指導内容の充実にはまだ努力が必要だと思いますし、長期間の支援をした国は支援を打ち切ったりもします。
実際現地に行った人間としては、さらなる支援の必要性を感じた2年間でした。
8.閉会 (会場委員会)
9.点鐘
今後の予定
10月4日(金)例会(第921回)
『ガバナー公式訪問・安城RCとの合同例会』
12:30〜 於碧海信用金庫本店3F
10月9日(水)例会(第922回)
『社会奉仕事業』
担当:社会奉仕委員会
10月13日(日)RI2760地区 ワールドフード+ふれ愛フェスタ 於名古屋 栄
10月16日(水)例会(第923回)
卓話担当:三輪哲也君
10月23日(水)例会(第924回)
卓話担当:久田庸平君
○2019〜2020年度 第4回定例理事会 例会終了後 於花屋前ラウンジ
10月26日(土)
秋の会員家族親睦旅行 『京都時代祭りと京懐石“竹茂楼”での昼食』
8時15分 三河安城MAパーク前集合
10月30日(水)例会休会
定款第8条第1節による