第917回 例会 2019年9月4日(水)
更新日:2019/09/04
第917回 例会
ビジター :おみえになりません
ゲスト :安城ビジネスコンシェルジュ
チーフコーディネーター 二村康輝様
同センター長 清水信行様
本日の卓話担当:稲垣善朗君
1.点鐘
2.君が代、ロータリーソング斉唱 (第1週)
3.山口恭正会長挨拶
皆さん、こんにちは。
9月に入りましたが、まだまだ残暑が続くようです。
どうぞお身体の方ご自愛願いたいと思います。
以前ロータリーの友の『友愛の友』に掲載されたお話です。
霞ヶ関の官僚がハイヤー代を私用目的にもかかわらず請求し、更にはその件に大勢の人が関わっていたということがありました。
その時に投稿されたものです。
ある村の収穫祭。
村長の家で行われました。
お酒は村長が用意し、料理は各家庭1品ずつ持ち寄っての宴会でした。
その中にケチで見栄っ張りな人がいました。
なにぶんケチなので、なるべく料理は持って行きたいくない。
しかし、見栄っ張りでもあるので他の人に負けたくはないと思っていました。
ある年「今年は料理を村長が用意します。皆さんはお酒を1本ずつ持ってきてください」ということがありました。
それを聞いて喜んだのは、ケチで見栄っ張りなその人です。
しかし、また頭にケチがもたげます。
「お酒を持っていくのがもったいない」
「どうせ大勢が持ち寄るものだ。私1人ぐらいいいだろう」
そんな考えで、瓶の中に水を入れて持って行きました。
収穫祭当日、持ち寄ったお酒を開けて宴会が始まります。
乾杯し、お酒の杯に口をつけた村の人は皆一様に黙ってしまいました。
なんとお酒は全て水でした。
「自分1人ぐらい」と言う考えを村の人全員が考えたのです。
全員がそのような考えで行動したものですから、お酒が水でもされ1人文句を言えなかったそうです。
私達はとかく「見ていなければいいだろう」という考えが頭に浮かぶ場面がよくあります。
このお話はとても考えさせられるお話だと思いました。
4.食事 (会長)
5.深津茂樹幹事 報告
(1)次週の例会に新会員大見知生さんの入会式を行います。
(2)ガバナー公式訪問のご案内を配布しました。
(3)他クラブの例会変更をご参照の上、メーキャップをお願い致します。
7.委員会報告
(1)出席委員会 出席報告 (出席委員会)
会員数 64名
特別会員 1名
出席義務者数 41名
本日の出席者数 54名
出席率 84.8%
先々回の修正出席率 92.7%
8.本日の例会
卓話:『ABC(安城ビジネスコンシェルジュ)の紹介』
卓話者:安城ビジネスコンシェルジュ チーフコーディネーター 二村康輝様
同センター長 清水信行様
卓話担当:稲垣善朗君
【安城ビジネスコンシェルジュ(通称ABC)とは】
アンフォーレを拠点とした安城市直営、商工課運営のビジネス支援機関。
安城市内の店舗・中小企業や起業家に向け、経営全般に関する相談や具体的なサポートを行っている。
現在、年間2,600件程の相談を受けており、10名の専門家と共にし商業・サービス・ものづくり等ジャンルを問わず支援をし、『100年続く企業をいかに生み出すか』を目標に掲げている。
安城ビジネスコンシェルジュは通称ABCとご紹介しています。
私としては『A当たり前のことを、B馬鹿にせず、Cちゃんとやる』だとも思っています。
今皆さんが置かれている位置を適当に決めます。
この時に「新しい取り組み」「次なるチャレンジ」「現状の改善」、そういったことをしなかったら皆さんの位置はどうなるのか。
多くの方が「まっすぐ」と答えます。
しかし、まっすぐにはいかず下に下がってしまいます。
経営支援をする業界では『1番強いのは力のあるものではなく、変化に対応するもの』とよく言われます。
では、変化とはなんでしょうか。
何もしないことでマイナスになるのならば、私たちは何をすべきなのか。
方針が必要になります。
その時にはまずは大きなビジョンを描きます。
10年、20年、100年といったスパンで「ありたい姿」を描くことが大切です。
それは決して「あるべき姿」でなくとも良いと思います。
よく趣味と実益を混同してしまうのは良くないと言われる方がいらっしゃいます。
しかし、好きなものに対する情熱やそれによって行われる改良と、そうではない場合のそれとはどちらが伝わるでしょうか。
そういった事を考えると「やりたい」という軸で進むべきなのかなと思います。
ある事業者さんがタピオカのお店を出店しました。
SNSでそのお店を投稿すると、タピオカが無料でもらえるということで高校生が列を成して、大盛況だったそうです。
しかし、流行りに乗って「好きなもの」ではないのに展開をしていくとどうなるでしょうか。
基本的に流行するものには競合も多いです。
それは非常に厳しい道になりますので、流行りを軸にするのではなく自分を軸にして事業を展開していくことが良いのではないかと思います。
では「ありたい姿」 へ進むにはどうすればいいのか。
願わくば1本の筋でいきたい。
であれば、全ての軸は自分達が目指した方向性に対してYESかNOかの二択で良いと思います。
「ありたい姿」をいかに描くかということが、経営ビジョンを描く中で最も大切な事だと思います。
掴みにくい経営理念では無く、具体的で実直なものをきちんと社員へ伝えていく事が重要です。
共通する目的を持ち、それを伝えるコミュニケーションをとり、貢献意欲を芽生えさせることが必要です。
また、現在地点が何処なのかを把握することも大切です。
海原で地図とコンパスを持っていても、自分の位置が分からなければ目的地に辿り着くことはできません。
現在地点というのは自分達の会社の良い点悪い点を他の会社と比較する事が大事です。
プロであればあるほど、「当たり前」のレベルを勝手に上げてしまいがちです。
これは現在地点を見誤る大きな理由になっています。
「当たり前」のレベルを上げてしまったが故に、自社のセールスポイントを見つけられないケースがあります。
では強みをどう伝えていくのか。
強みを10や20あげても、それは多くの同業者をあげています。
それでは伝わらないので「当たり前」をきちんと見つける方法をお話しします。
強みの細分化を行い、大小、需要の有無関係なく量を増やしてください。
その中で珍しいものを探し、3段階程でランク付けをしてください。
顧客のニーズと照らし合わせてください。
そうすると自然に顧客のニーズに対して自社にしかない強みが見えてきます。
多数の顧客に対してこういった事をするのではなく、1人、1社と絞っていく事で確実に研ぎ澄まされたサービスを提供する事ができると思います。
自信をもって自身の強みを伸ばしていけるかということが中小企業が目指すべき姿ではないかなと感じています。
私達ABCはこういった理念のもと、100年続く企業を1社でも多く作るんだという強い使命感をもって頑張っていきたいと思います。
どんな利用の仕方でも結構です。
皆さんの心が軽くなったり、未来を目指すためのお手伝いができれば幸いと思います。
本日はありがとうございました。
9.閉会 (会場委員会)
10.点鐘
今後の予定
9月11日(水)例会(第918回)
卓話 :『城下町にうまいもんあり!』
卓話者:名鉄観光サービス株式会社名古屋伏見支店 副部長 兼岩 浩様
卓話担当:加藤泰司君
○カラオケ同好会 18時30分〜 於ら・むーる
9月18日(水)例会(第919回)
『ガバナー補佐訪問』
西三河分区ガバナー補佐 稲垣良次様(西尾RC)
西三河分区幹事 杉田明弘様(西尾RC)
地区副幹事 森 弘好様
○クラブアッセンブリー (理事・委員長・入会3年未満会員) 例会終了後〜
9月19日(木)
○第1回三河安城RCゴルフコンペ 9時12分スタート 於京和CC
9月25日例会(第920回)
卓話担当:沓名由美子君
○2019〜2020年度 第3回定例理事会 例会終了後 於花屋前ラウンジ