第1126回 例会 2025年4月23日(水)
更新日:2025/04/23
ビジター:米山奨学生 ダム・タン・トゥンさん
ゲスト :おみえになりません
3.弥政晋輔会長 挨拶
今日も手術の話をちょっとしますけれども、あの消化器外科の手術はですね、術者がいて、患者さんが横になってて、そのちょうど対面に第一助手が立ちます。
第一助手は、前立ちとも呼ばれています。
右か左に第二助手が立ちます。
これは「公式」と呼ばれています。
術者が手術をするときに、前立ちは第一助手としてひたすら糸結びをするんですね。
監視を通して、3回は結紮(けっさつ)しないといけないので、一つのノットに対して、これを何百回と一つの手術でやるわけです。
もたもたしていると手術時間は延びますし、組織によっては非常に脆いものを縛らないといけないので、非常に繊細な力加減が必要です。
僕は十年ぐらいでようやく「あ、人より上手くなったかな」と思うようになりました。
ひたすら修練をしていました。
術者の隣には直接介助という看護師がいて、道具を渡します。
外には清潔ではない間接介助という看護師がいて、ものを拾ったり、記録をつけたり、手術室外に道具を取りに行ったりします。
頭の方には麻酔科医がいます。
だいたいこの6人で一つのチームになります。
みんなで力を合わせて何をするかというと、とにかく術者が気持ちよく手術を遂行できるように、ありとあらゆる気を使います。それが僕はすごく好きで、みんなで力を合わせて一つのことをやるという達成感がとても好きでした。
ところが20年ぐらい前かな、腹腔鏡手術っていうのがだんだん入ってきました。
最初は胆嚢を取る手術ばかりやっていましたが、そのうちどんどん適用が広がって、大腸がんも胃がんも今では9割方が腹腔鏡手術になってしまいました。
腹腔鏡手術は、小さい傷からポートという道具を差し込んで、その中を通してファイバーで視野を得ます。
その映像がモニターに映し出されます。
お腹の中に炭酸ガスを送って膨らませ、隙間を作り、3つとか4つのポートを差し込んで、そこから長い道具を入れて画面を見ながら操作します。
誰も患者さんのお腹を直接は見ていません。
しかも、何かあってもすぐ手を突っ込んで止血したり抑えたりすることはできません。
だからすごく慎重に進めなければなりません。
糸縛りはほとんど出る幕がありません。
ぼーっとカメラを持つか、監視で場を作ってじーっとしているということで、非常につまらない。
僕の好きだった醍醐味はまったく失われました。
ということで、僕はいい時に外科医をやめたなと思っています。
いま、外科医は全体の数が減っています。
なぜかというと、夜中にいつ呼び出されるかわからないし、ちょっとでもミスをすると訴えられるということで、敬遠されるようになってきたからです。
皆さん、「直美(ちょくび)」という言葉をご存知ですか?
これは、普通は大学を卒業すると二年間研修医として働いて、やっと保険診療のできる普通の医者になれるというものです。
その二年間で自分が何科に進むかをだいたい決めて、研修医が終わると大学の医局に所属し、関連病院に派遣されたり、研究を始めたりします。
ところが「直美」は、その二年間の研修が終わると、直接美容外科に行ってしまう人のことを言います。
ろくに糸縛りもできなくても行ってしまう人がたくさんいます。
日本全国で、今いろいろ問題になっていることもあります。
もちろん、立派なところもありますけれども、これからもいろいろ問題になるだろうと思います。
ということで、皆さん、病気になって手術が必要になる場合は、早めに病気になった方がいいです。
以上です。
4.米山奨学生 ダム・タン・トゥンさんの紹介
〇カウンセラーの齋藤光正さんより紹介
本日は、令和7年度とみかんアンジョロータリークラブで支援する奨学生、ダム・タン・・トゥン君をご紹介します。
彼はベトナム・ハノイ出身で、TOEIC約700点、日本語能力試験N2レベルと語学力も高く、非常に優秀な学生です。
人柄も明るく、趣味はカラオケで、クラブ活動にも積極的に参加できる人材です。
今後の活躍にご期待ください。
〇米山奨学生 ダム・タン・トゥンさんよりご挨拶
はじめまして。
星城大学経営学部4年のダム・タン・トゥンと申します。
緊張していますが、どうぞよろしくお願いします。
カラオケと日本の音楽が好きで、ラーメンも毎日食べても飽きないほど大好きです。
このたび奨学金をいただき、大変光栄に思っています。
これから1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
石原勝成さんの会員継続について
石原勝成さんは健康上の理由から6月をもってクラブを退会したい旨を届け出ましたが、多くの会員から引き続き在籍を希望する声が寄せられ、全員の署名による嘆願書も提出されました。
その結果、石原さんは会員として活動を続けることを決断されました。今後ともよろしくお願いいたします。
5.杉浦秀郎幹事 報告
(1)本日、例会終了後に本年度の議事会を開催します。よろしくお願いいたします。
(2)事務局は4月26日から5月6日まで休業いたします。緊急の場合は杉浦までご連絡ください。
(3)4月30日と5月7日の例会は休会となります。次回の例会は5月14日(水曜日)ですので、よろしくお願いいたします。
(4)本年度の事業報告原稿の提出を臨時委員長にお配りしました。ご確認ください。
(5)5月から10月までクールビズを実施します。服装についてよろしくお願いいたします。
(6)5月10日・11日に開催されるロータリーフードフェスティバルのチケットが残っています。ご希望の方は私か事務局までご連絡ください。また、会場で購入も可能です。
(7)他クラブの例会変更は、事務局にお問い合わせの上メーキャップをお願いいたします。
6.沓名由美子副幹事 報告
(1)5月14日(火)の例会は、次年度のための行動委員会です。次年度の委員ごとにお座りいただき、委員会事業についてお話しいただきます。
(2)5月14日(火)の例会終了後、次年度の理事会を開催します。
(3)なお、次年度に関する文書での連絡は後日行いますので、よろしくお願いいたします。
7.委員会報告
(1)出席委員会 出席報告 (出席委員会)
会員数 51\\62名
出席義務者出席数 37名
本日の出席者数 53名
本日の出席率 91.3%
先々回の修正出席率 87.2%
8.本日の例会
クラブフォーラム
『地区協議会報告』
〇長坂 誠さん(第1分科会)
参加者:会員増強、地域社会貢献、防災、電子版ロータリーの活用等をテーマにした発表があった。
名古屋の研修で、様々な内容が紹介され、ロータリー活動の意義や情報提供が充実していた。
〇三浦 伸さん(第2分科会)
テーマ:ロータリーの公共イメージ向上。
内容:外部への認知向上のためには、会員がロータリーの活動に誇りを持ち積極的に発信することが重要。また、マイロータリーの活用方法やSNS活用案が紹介された。
〇金子豊久さん(第6分科会)
内容:地区財団活動資金の繰り越し期間が変更されたことや、ポリオデーのゴルフコンペ、グローバル補助金の募集案内、オリコカードへの入会案内などがあった。
〇大見知生さん(第7分科会)
テーマ:青少年奉仕。
内容:インターアクト、ライラ、青少年交換、学友、ローターアクト等、若者を対象としたロータリーの活動が紹介され、その重要性が強調された。
〇齋藤光正さん(第8分科会)
主なテーマ:
小学生との交流重視
米山記念奨学事業に関わるロータリアンが、小学生(奨学生)と積極的に日常的な体験を共有することの重要性を強調。
同好会や例会などの活動を通じて、奨学生と一緒に過ごすことが、双方の成長に繋がる。
ハラスメント問題の顕在化
特に女性の小学生に対するハラスメント(セクハラやモラハラ)事例が相談窓口に寄せられている。
世代間ギャップなどから無自覚なハラスメントが生じている可能性があり、意識改革と配慮が必要。
〇大参浩明さん(第9分科会)
ロータリーの歴史
創立は1905年(シカゴ)、日本では1920年(東京)。
女性会員の受け入れは1989年。現在も女性比率は地区平均6.7%と低め。
ロータリアンの基本マナー
三大義務:(1)例会出席 (2)会費納入 (3)『ロータリーの友』購読。
わからないことは積極的に質問を。交流の場への参加も推奨
私のロータリー観
活動的なクラブは補助金活用が活発。
四つの価値(魅力・一体感・例会・寄付)を大切に。
行動は「受け身」でなく「自発的に」。昔の上下関係的文化は見直すべき。
9.閉会 (会場委員会)
10.点鐘
今後の予定
青少年奉仕月間
5月7日(水) 休会
定款第7条第1項
5/5こどもの日
5月14日(水) 第1127回
次年度の為の合同委員会
※日程の例会を変更(夜間)
次年度 RFF
5月21日(水) 第1128回
クラブフォーラム
社会奉仕・青少年奉仕委員会
5月28日(水) 第1129回
卓話:竹内泰夫さん
第11回理事会