第724回 例会 2015年5月27日(水)
更新日:2015/05/30
第724回 例会
ゲスト :前田 紳詞 様 (前田マネジメント代表)
ビジター:
1.点鐘
2.ロータリーソング斉唱
3.竹内会長挨拶
松尾芭蕉が、「おくの細道」の旅に江戸深川を出発したのが、現在の暦でいうと5月16日といいます。
私も「おくの細道」のルートを一部分ですが二度たどったことがあります。
芭蕉は、松島ではあまりの美しさに「松島や、ああ松島や松島や」と詠んだといいますが、それは芭蕉ではなく別人が詠んだもので、もとの句は「松島や、さて松島や松島や」だそうです。
最上川では「五月雨をあつめて早し最上川」といいます。「五月雨」というのは5月の雨と書きますが、旧暦ですので今でいうと梅雨の時期にそのあたりを旅していたことが分かります。
そして山寺、正式には宝珠山立石寺といいますが、あの有名な「せみ」の句を詠んでいます。
「閑(しずか)さや岩にしみ入るせみの声」です。
芭蕉がこの山寺に行った時期は、現在の暦では7月中旬といいます。このときに芭蕉の聞いた蝉の声は、どういう蝉なのか調べた学者がいるようで、山寺でこの頃にいちばん多く鳴いている蝉はニイニイゼミといいますので、芭蕉が聞いたのはニイニイゼミだろうということです。
芭蕉は、この有名なせみの句を3回詠みかえたといわれます。
最初は、「山寺や石にしみつくせみの声」
次に、「さびしさの岩にしみ込むせみの声」
その次に、「さびしさや岩にしみ込むせみの声」
完成したのが、「閑(しずか)さや岩にしみ入るせみの声」となりました。
ところで、理事委員長の皆さんは事務局から事業計画や報告書の提出を求められる頃ですが、あの芭蕉でさえ短い句を3回も詠み直しています。
皆さんは何度書き直しても結構ですが期限までにはご提出いただきますようにお願いいたします。
4.幹事報告 安藤幹事
・本日例会終了後、定例理事会を行います。本日は1Fのラウンジで行います。理事の皆様はご集合をお願いします。
・事業報告書について。29日が提出期日となっております。期日厳守で提出をお願いします。
・6月の10日と17日の例会で事業報告を行います。例会時間を早めさせていただくのでよろしくお願いいたします。
・6月18日木曜日午後6時より、川本にて最終理事会を行います。
・ネパール地震災害支援基金の募金箱を設置しています。ご協力をお願いします。
・本日受付にてロータリークラブの手帳を配布させていただきました。ご利用下さい。
5.委員会報告
出席報告 出席委員会
会員数64名 出席義務者数49名 本日の出席者49名
出席率 80.30%
ゴルフ部会 合同親睦ゴルフコンペについて
ニコボックス報告 ニコボックス委員会
15件
6.卓話
『これからの日本経済』
卓話者:前田 紳詞様 (前田マネジメント代表)
担当 :小野 郁 君
ロータリアンでありながら、自称「経済音痴」の私が、約30分の
卓話を一気に聞け、そして、なんとなく理解できてしまう!?
前田先生おそるべし。
経済の現状分析から今後のトレンド予測まで、いたるところに
「なるほど」と納得できる内容でした。
でも、一番こころに残ったのは、頂いたレジュメにも記載されて
いましたが、
『文明がどんなに発展しても変わらないのが「人の心」だという
ことを忘れない』
でした。
前田先生、小野さん、ありがとうございました。(委員会より)