2011-2012年度 三河安城ロータリークラブ

第６９３回　例会　

ゲスト　 ：安城学園高校　留学生　ローヤ・アジミさん
ビジター ：

１．点鐘　

２．ロータリーソング斉唱　

３.　会長挨拶　

　消費税の「軽減税率」という言葉が時々新聞に載るようになりました。
軽減税率というのは、来年の１０月から１０％になった場合に、例えば食料品などは８％の軽い税率で押さえようというものです。
　ですがこの軽減税率の導入にあたっては安部総理の政治決断が必要であります。
先ず、第一に安部総理が法律どおりに来年の１０月に消費税を１０％に引き上げるかどうかです。景気動向をみて１２月には判断するといいます。
二つ目は、もし１０％になった時に与党が本当に軽減税率を導入するかどうかす。新聞のアンケート調査によれば経済関連の団体は全て反対です。
三つ目は、軽減税率導入となった場合に最大の焦点は対象品目の線引きであります。食料品のみか、公共料金はどうする、といった具合です。
人間の生活の基本は「衣食住」といいますが、このあたりで食料品くらいは何とかしてもらいたいと思います。安部総理の政治決断に期待をするものであります。

４．幹事報告（安藤幹事）　

・クラブのホームページ、会員専用ページのパスワードについて。
・次週9月24日の例会終了後、定例理事会を行います。
・広島豪雨災害への寄付金について。
・10月第二週の例会はガバナー補佐の訪問例会になります。終了後にクラブアッセンブリーを開催致しますので、ご出席をお願い致します。
・他クラブの例会変更についてレジュメに記載してあります。

５．委員会報告　

出席報告　出席委員会　
会員数　64名　出席義務者数　50名　本日の出席者　54名
　　　出席率　84.5％

雑誌委員会　堀尾豊君
　ロータリーの友9月号の紹介

ゴルフ部会
第1回三河安城ＲＣゴルフコンペ開催
2014年9月18日(木）　於ザ・トラディション

親睦活動委員会　石川孝文君
　　秋の会員家族親睦旅行ご案内

クラブ会報

ニコボックス報告　ニコボックス委員会
　　１６件　

６．卓話　

アフガニスタンへの復興支援について　　　　　　卓話者：石川　孝文

【石川孝文さん】
「アフガン復興支援機構」というのは、厚生病院が移転する際に、廃棄処分となるはずであったベッドをアフガニスタンに贈ったことが始まりです。
ちなみにこの団体には成田徹さん、永田和人さんらも名を連ねています。

最近では、中古ベッドだけではなく、学校から廃棄処分になった机や椅子もアフガニスタンに運んでいます。そして、現地の学校において活用して頂いています。
本日ゲストのローヤさんは、この戦災孤児の学校へ机・椅子を運ぶプロジェクトで知り合いました。

【ゲストのローヤさん】
みなさん、こんにちは。私は今年の６月１１日に日本に来ました。
日本の皆さんには、今日までいろいろと支援して頂き、本当にありがとうございました。
こころから感謝しています。
今、嬉しくて、感謝の気持ちでいっぱいで、涙が出てきそうです。
私は４歳の時に地雷に巻き込まれ、足の指がなくなってしまいました。また、後遺症でリューマチもある。
でも頑張ります。
日本のみなさん、本当にありがとうございます。

【石川孝文さん】
通常卓話では、パワーポイントを使ってお話をさせていただくが、今回はＤＶＤを流させて頂きます。
今回流すＤＶＤは、「２００４年碧海西尾映像祭り」に出品させて頂いたもので、アフガン復興支援機構が、厚生病院のベッドをアフガニスタンに贈った際の一部始終をドキュメンタリーとして記録したものです。
このドキュメンタリーが非常に評判が良く、おかげさまで２００４年度の最優秀賞をいただきました。
そして、この碧海西尾映像祭りが今年で１０周年を迎え、１０年間のベストを選ぼうという事になったのですが、またまたこのドキュメンタリーが１０年間での最優秀賞をとらせていただきました。

【ＤＶＤ視聴】

【石川孝文さん】
８月１５日、終戦記念日に中京テレビで「７人の外国人に聞く、あなたから見た日本」という番組を見ていたら、（タレントの）春香クリスティーンさんらとともに本日のゲストのローヤさんも出ていてビックリしました。
私たちは、厚生病院・八千代病院等から約１０００のベッドをアフガニスタンに贈りました。しかし、現地の病院は私たちが考える病院とは程遠く、まるで「野戦病院」の様相でした。しかも私たちが現地を訪れたのは、戦後間もない事もあり、地雷撤去作業中の真横の病院を訪れ、ベッドを贈呈することもありました。
世界遺産でも名高いバーミヤンの病院には八千代病院のベッドを贈りました。この時はまだ現地は非常に治安が悪く、現地の警察が同行して警護してくれました。
また、安城市の学校から送られた机・椅子は、アフガニスタンに送る船に乗せるまでのあいだは、植村産業さんの倉庫に保管させて頂いたのは思い出です。
ちなみに、アフガン支援機構から現地に送った机・椅子には全て日本の国旗のシールを貼りました。

我々、アフガン支援機構は、アフガニスタンにおける戦災未亡人の自立支援も活動の柱としています。
アフガニスタン等は様々な要因が考えられますが、未亡人になると、とたんに仕事がなくなるという現実があります。しかもアフガニスタン女性の識字率は低いものがあります。
そこで、我々は、ミシンを机・椅子と一緒に中学校で不要になったものをアフガニスタンに送り、女性の自立に役立てて頂こうという活動も行っています。

本日皆様には募金を回させて頂いていますが、これは、本日ゲストのローヤさんの日本における就学支援の為であります。ぜひご理解ご協力をお願いします。

このアフガン支援機構は、当クラブの石原勝成さん、古居一雄さん、山本彰秀さんにもご支援いただいています。
また、国は違いますが、当クラブの水谷存さんのツテを使い、ミャンマーに、使わなくなった消防車を贈る活動も始めました。ちなみにこの消防車は、杉浦秀郎さんに整備して頂きました。

拙い話で恐縮ですが、以上で私の卓話を終了させて頂きます。ありがとうございました。

安城学園高校　アフガニスタンからの留学生
ローヤ・アジミさん

７．点鐘